さてさて…
頂上へ登ったものの…
降りなきゃならぬ。
そして私達には、大変な問題が!!
なんと、時間がな~~~~~~い

ツアーを利用して来た私達。
時間までに五合目に着かないと、自動的にバスは出発してしまいます

そして、なんとバスの出発まで残りおよそ3時間。
行けるか???
とにかく、頑張っておりよう

下山するまでが富士登山です。
やっと登った頂上。
満喫する間もなく、下山準備。
せっかく持って行ったカップヌードル食べる暇なし。
どころか、昼ごはんも食べる暇なし。
全員、レインを装着。
下山砂塵対策レンジャーに変身


さ~~。
頑張って降りるぞ!!
下山は、ひたすら砂の道をジグザグ降りていく。
単調、そしてすべる。
気持ちはすごくあせってるから、頑張って歩くんだけど、ズルズルするから怖いんだよ~。

歩いても歩いてもつきゃあしない。

ようやく8合目。
ちょっと休憩。
暑くなったので、レインを脱ぐ。
砂埃なんて、かまっていられなくなってきた。
口を覆ったバフとサングラスがうっとうしい。。
登る時の山小屋で買ったアンパンをちょっと食べる。
誰か一人でも先に着けたら!!という希望を託して、Sかと、IKちゃん、Gっちが先に下りて行った。
また、ひたすら、ジグザグ道を下っていく。
途中で、バテてる人を何人も見る。
動けなくなってる人、同行者に抱えられてる人。
頼れるのは、自分だけ。
下山は、山小屋がないので、登りみたいにどれくら歩いたかの目印がない。
休憩もできない。
登るとき、どっかのガイドさんが、
「下山は山小屋がないので、絶対に水を用意して降りて下さい。
500mlのペットボトル1本は必要です!!」
と言っていたが、ほんとほんと。
途中ですれ違った軽装の若者が
「どうしろっていうんだよ、死ねっていうのか!」と怒ってた。
日焼け止めをばっちりぬってるけど、日をよける場所もないから、日焼けも怖い。
砂はすべる。
腹は減る。
でも、腹が減ってるうちはまだいいらしい。
私は、7合目の仮設トイレあたりでピークに疲れがでてきた。
どうも、頂上のトイレに行って下を向いた時から、頭痛がはじまっていて、それが高山病っぽい気がする。
仮設トイレの前で、ぐったりと休む。
M巳ちゃんに、ブドウ糖をもらってしのぐ。
もう固形物を食べる元気がない。
腹減ってるのに。。。
ウィダーインゼリー的なものが、もう1個必要だったな。
失敗

次回、固形よりゼリーみたいなものをもう少し用意するべし!!
疲れてきて、足がすべる。
「こうやって歩くと楽だよ~」
と言われ、斜め歩きをためすけど、もう足がいうことを聞かないっぽい。
転ぶ、転ぶ。

Tくんに助け起されながら、歩く。
かなり時間が過ぎてしまった。
気持ちはあせるけど、足がついていかない。
「あきらめないで頑張ろう!」と言いあうが、どう考えても無理じゃない?????
遅れそうな時には電話して下さいと言われた、ツアー会社に電話するがまーったくつながらず…
いらいら…
先に行った3人はどこまで行ったんだろう???
携帯に電話するが、「電源が入っていません」とな。
やはり、ドコモは強いな

Tくんが電話をかけつづけ、ようやく繋がる。。
こっちはめっちゃあせってるのに、向こうは「何のことですか??」みたいなテンションだったらしい。
あるある、そんな温度差(笑)
間に合わないとなると、ちょっと気持ちが楽になった~~~。
さ~~~~、しょうがないよね。
のんびり、でも頑張って、途中、休憩しながら歩く。
水だけ背負った、富士マラソン(?)の人達が、走って降りていく。
あれ、トレーニングしたら誰でもあんななれるの???
ゆっくり降りるんだったら、くだりも全然大丈夫。
だんだん、樹がはえたところもでてきて、日陰のところもところどころある。
ちょっと楽になってきた~~。
風が吹いて気持ちいい。
景色もいいし、楽しい。
さっきまでのつらい気持ちがなくなって、楽しくなってきた

あの頭の痛さがなくなったら、食欲も出てきた。
ようやく6合目。
ちょっと日陰で休憩。
おやつを補給。
ここで、IKちゃんとGっちと遭遇。
7合目でIKちゃんとGっちを下の方に見かけて、呼んだんだけど、二人とも気付かなかったのだ。
ノースのザックには笛がついてて、いざという時は、これを吹くねって約束してて、吹いたけどそれも聞こえず。
ダメじゃん。
という訳で、IKちゃん、Gっち、Tくん、M巳ちゃん、私は、バスに間に合わない事は決定!
Sかがどこまで行ってるか?
さて、休憩終わり。
また頑張って下山、下山。
7合目には、馬がいて、ここから5合目までのせてくれるらしい。
ちょっと心揺らぎました(笑)
6合目あたりまでくると、登りの人達と同じ道になる。
まだ期待にあふれたぴかぴかの人達。
こんな下山が待ってるともしらずに(ニヤリ…)
くだりの石畳は、怖い。。
富士山は、微妙に人工的なんだけど、それがなんか歩きにくい。
火山だからしょうがないのかな。
途中、落石よけの為にトンネルみたいなところを通るんだけど、そこが階段になっててまたそれが微妙な高さなのだ。
「落石にあたってもいいので、こっちを歩きます」と私は、トンネルを拒否してしまった

登ったはずの道なんだけど、以外に記憶にないもんだ。。
ようやく、山の中らしき緑の木々がはえた道にたどりついた。
ここまできたらあと一息。
そして、最後は上り坂。
ここを登ると!!
到着~~~~~~~~~~~~

ご~~~~~~る~~~~~~!!!!!
馬達がお出迎えしてくれた。
炎天下の中、IKちゃん、Gっちが座ってる。
Sかもいて、結局誰一人、間に合わなかったらしい(笑)
というか、ぜんぜん間に合う時間に着いてないんだけど~~~。
思わず、皆で大笑い。
まあ、しょうがないね。
でも、全員無事に登って降りてこれたからよしとしましょう。
着替えて、お土産買って。。
帰りは、河口湖から電車にのりました。
駅のホームから、富士山が見えてる。

あそこに登ったんだなあ。。。。
すげえ。。。。。
さっきまであのてっぺんに立ってたんだ。
自分の足で。
また行きたいかと聞かれたら、迷わず答える。
絶対行きたい!!
↓応援してくれたら押してね↓

テーマ : 写真日記 - ジャンル : 日記