残念ながら、世間(日本?)での評価があまりよろしくないようで…
ちょっと観るのを躊躇してたんだですが、予告がぐっときたので自分の感性を信じようと(笑)
行ってきました。
ツリー・オブ・ライフ - goo 映画のっけから
「生き方には2つある 世俗に生きるか 神にゆだねるか どちらか 選ばなくては」
と始まるのです。
いやあ!!
これがどんぴしゃ、私のツボで…
要するに、人間は、どこから来てどこへ帰るのかと言う話なんですが(まとめすぎ?)
それが、まあうまいこと親子関係の話にからめてわかりやすく哲学してるのです。
わかりにくいという評があるのだけど、なんでだろうな?
こんなに明確にテーマが提示されてる映画もそうそうないような気がします。
子供の水死や、弟の死に対してショーン・ペンが
「彼は悪い事をしたのか?」
と問いかけるけど、この問いは誰もが持っているものではないでしょうか。
震災や津波の時に「罰」と言って顰蹙をかった方もいらっしゃいますが、そんな風な事を、神さまがいてどこかから見てるというそんな考えは誰しもが持っていたもの。
神様といのは、宗教的な誰か1神という事でなく、大きな意味のこの世界をつくったものとしての神という意味ですが。
宗教的な映画という評もあるようですが、それよりも人間の意味を問うた映画という感想です。
神をなんとか人間は表現しようとして、それが哲学であり科学であり宗教であり、芸術であるとアニシモフは言っていましたが、まさにこの映画はそんなことを頑張ってやろうとしている映画で、わかる人は少ないのかもしれないと思いました。
だから、私がわかっているのかというとそれは違うのだけど、ただ自分の頭では考えられないけど心のどこかが何かを知っていて、そこを揺さぶられるというか、何かを思い出させてくれるとか…
そんな映画でした。
千原トークの中で千原兄弟のジュニアが、「この仕事につくって知ってたら、もっと子供の頃の事を覚えておくんだった!面白い事がいっぱいあったんやろ~な~!!」
といっていて、そうそう!!確かに!!と私も思いました。
あの頃考えたことや、生まれる前の事をもっといっぱい覚えてたら、素晴らしい芸術作品がつくれたのに!!
(思い出すこともできるらしいですが、わたしの記憶力ったら…)
ブラピは、私はあまり好きな役者さんではないのですが、これは本当によかった。。。
あんな有名俳優がこんな作品に出て、そしてこの作品が賞をとる、そんな事が本当に素晴らしいと思う。
日本だったら、マイナーなインディーズ映画にしか使わないようなテーマだと思う。。
もっともっと日本人も大きな目を持って、作品をつくっていけばいいのに。。
これが、単なる親子の映画だったらつまらんかったよ。
このテーマがあるからこそ、素晴らしい胸を揺さぶる映画になったんだよ~~~~~。
音楽も、映像も、役者も何もかも素晴らしかった~~~~~!!!!
本当に感動して、涙がボロボロでました。
最初、隣の外人婆三人がめっちゃうるさくて、もしかしてこれ通訳してるんじゃああるまいな?てくらいしゃべるから、あまりにも我慢できなくて「うるさいんですけど!!」
って言ってしまった。
それ以降、他の婆がしゃべるたびに、私の隣の婆が「しーっ」と言ってくれて助かった(笑)
お蔭で集中できました。
もう一回観たいくらいの映画なんだけど、あの宇宙創世的なCGが長くて、ちょっとそれがあるならなあ…と思ってしまった。
恐竜好きな私にとっては、恐竜のシーンはいいんだけど(笑)
あの、恐竜が頭を押さえるシーン、あんなに長くいる?て思ったのも正直な感想ですが…
恐竜に毛が生えているところも好ましかった。
なーんて、いろいろツボな映画でありました。
そーいえば…
三人兄弟の真ん中の子が、ブラピにそっくりなんだけど、あれ、息子??
あと、ショーン・ペンっている?
他の無名な役者の方が、映画のテーマ的によかったような気が…
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