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プロフィール

arika

Author:arika
妻鹿有利花 (めが ありか)

日々、派遣社員として働いたり、演出家にどなられたり、、レパートリーの稽古したり、オーディションに受かったり、二日酔いになったり、芝居がうまくいったり、ダイエットに失敗したり、動物の森にはまったり、ワークショップに通ったり、フラダンス踊ったり、している女優です。

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そういえば、すっかり忘れてたけど、掲示板もあります。
ぜひ、告知などに使って下さい。
みんなのありか

㈱出海企画
info@izumikikaku.sakura.ne.jp

◆東京ノーヴイ・レパートリーシアター

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優子とユマルと三人で、佐世保に帰ってきました~~。

200712302107000.jpg


今月は、なんだか忙しくて、大変だったけど、お正月まではのんびり。

ああ、また太るなあ。。

佐世保は、今、水不足とか、銃撃事件とかあって、大変だ。
あいらぶ佐世保人としては、佐世保の名前が悪く言われるのは、本当に嫌だ。
辺鄙だし、寒いし色々あるけど、いいとこですよ、我が故郷は。

昨日、夜中にテレビでやってる映画をなにげなく観てたら、超面白かった。
「バタフライ エフェクト」
知ってる?
よくできた映画。
最初、優子とビール飲みながら観てて、「え?」「なん?」「わからん」「なんて!?」
なんて、意味不明だったけど、それがどんどん意味がつながっていって、本当に飽きずにずーっと観てしまった。
たまに、テレビで面白い映画やってるのにあたると、すごくラッキーな気持ちになるね。

ビール飲んで、映画みて、ユマルと遊んで ハッピーin佐世保~~


↓佐世保らぶだったら押してね↓




テーマ : 年末&お正月 - ジャンル : 日記

バイトの人数が足りない時とか、私の体があいてるときは、鶏由宇にいます。

鶏由宇は、私の所属事務所が1階でやってるお店です。
宮内庁御用達とかの鶏だったりして、めちゃくちゃうまいです。
卵とかびっくりするくらい濃い。

写真は、今日のまかないです。
27.jpg

超ブラボー
さんま、牛肉の時雨煮、カレースープ(野菜どっさり&豚肉&シーフード)、ねぎ入り卵焼き、ご飯、ウーロン茶。
うちのまかないは、「美味しく食べてもらいたい」っていう魔法がかかっているので、超うまいっす。
そして、いつも食べ過ぎる。
今日は、時雨煮をタッパーに入れて持って帰ってきたので、これを入れて明日おにぎりを作ろう。
楽しみ。
料理は、愛だなあ、愛

最近、読んだ本、二冊。
どっちもマンガだけど。
ちゃんとしたレシピ本より、こういう本のほうがぐっとくる。

深夜食堂 1 (1) (ビッグコミックススペシャル)

こんな店あったら、絶対通う!!
昨日のカレーとか、最高だよね。

きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)きのう何食べた? 1 (1) (モーニングKC)
(2007/11/22)
よしなが ふみ

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この人の料理の絵って、かなりそそられます!
外食って、飽きるけど、おうちごはんって、何もなくてもいいよね。
漬物だけとか、残り物とかでもさ。
今日、ご飯にお茶漬けのもとをかけて一口食べて、あまりのまずさに吹き出した。
お茶漬けのもとだと思ったら、漬物のもとだった
うぎゃー、まずすぎ!!


↓まかないうまそうだったら押してね↓


テーマ : ごはん日記(写真付き) - ジャンル : 日記

近所の稲荷神社のお稲荷様が、祠を新しくしたらしい。
その間、社務所に御神体を祭ってあったのだが、ようやく新居にお引越しになるらしい。

すごい人出かと思いきや、意外と集まった人数はちょっとだった。
まあ、クリスマスイブだしね。

暗くした社務所の中から、先頭に蝋燭の明かりをもった巫女さんを従えて、神主さんがそれぞれ、露払い、狐、御神体(布をかけて見えなくなっている)を厳かに運び出してくる。
「お~~~~~」という声を出しながら、真っ暗な神社をしずしずと進む。

都心なのに、なぜか山の中のような、そこだけが異質な空間。
すぐ隣に、アパートの窓が見えてるにもかかわらずね。

そのまま、新しい祠にお移りになって、神主さんが祝詞をあげて、終了。
どうぞ、お参りしてくださいというお言葉で、集まった人々が、それぞれ新しい祠におまいりした。

その後、引越しそばならぬ、狐そばをご馳走に…

は、ならず、解散になりました。

そして、本日はえびちゃんのお誕生日パーティー。
えびちゃんは、本当に、とてもとてもいい人なので、クリスマスイブがお誕生日でもちっとも不思議じゃない人なんだけど、本当は、17日なのだそーだ。

集まったのは、皆、身体に絵が描いてあるような、荒くれ者ばっかりだけど、本当に、どこにいる人たちよりも心のきれいな人達ばかりだった。
とても、優しい気持ちになった。

お誕生日祝うつもりが、お返しに、手作りパンを一人ひとりにくれるえびちゃん。
ありがとう
きっとステキな一年が待ってますよ~~。

世界中の幸せを祈ります。


ウエディングパーティーにお呼ばれしました。

200712231958000.jpg


場所は、イスラエル料理店。

ちょっぴり遅刻してかけつけると、すでにかなりの大盛り上がり。

子供がいっぱい居て、大人もいっぱい居て、外人も居て、皆楽しそうにしていました。

本日の花婿の石田さんは、いつもお世話になっているとてもいい人で、お嫁さんのゆりさんもとても感じのいい人でお似合いのお二人

「もう、人生もあとちょっとだし、残りの人生皆で楽しく仲良くすごして行きたいと思ってこんなパーティーをひらきました」って石田さんが真っ赤な顔して言ってたけど、ほんとうにそんなステキな集まりでした。
いや、余生ってほどの年ではまだないが(笑)

イスラエル料理はとてもうまい。
野菜いっぱい。
こんな店が近くにあったらいいのにな。

途中でベリーダンスがあって、踊ってる女性のおなかの肉がかなりの満腹感で、男性陣は苦笑、女性陣はかなりの勇気をもらったっていう(笑)
私も、勇気をもらって踊ってしまいました

お友達の村上さん夫妻もいらしてて、なんか夫婦っていいな~、結婚てステキと思いました。

テーマ : HAPPY(*≧∀≦)ノ♪ - ジャンル : 日記

まもなく宇宙人が到着しますまもなく宇宙人が到着します
(2007/05)
田村 珠芳

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面白いから、読んでみなって薦められました。
図書館では、2ヶ月以上、予約待ちがでているそうな。

これ系の本によくありがちな、「これって本当なの?」とか「でたらめ」「インチキ」などの評価はどうでもよくって…
とにかく、意識が変わっていかなければ、人間は大変なんだよって事が重要なのだと思う。

宇宙人は、ほんとにいるのか、いないのか。
それって、「どん底で」というお芝居の中でルカーという役が言ってる、「神様は、いると思えばいるし、いないと思えばいない」って事と一緒なんだろう。
その人の意識がどこまで開いているか。
いると思えればいるのです。

インターネットだってね、これテレパシーでしょ。
だって、そばにいない人と、目に見えない電波をつかって会話できるんだもん。
電子マネーで、買い物だってしてて、これちょっと前の人間にしてみたら魔法か、気が狂ってるかでしょ。
人は、目に見えるものしか信じないけど、見えてる部分なんてほんのちょっとだもの。

この本によると、2007年から、劇的に人類の意識は変わっていく。
もし変われなければ、ノアの大洪水のような天変地異から逃れられないのだそうです。

今、世の中がどんどんかわってるよね。
消費期限切れ食品なんて、あたりまえの出来事だったよね。
いじめも。
それがどんどん暴かれて、どんどんインチキできなくなっている。
これってすごいよねえ。
この本によると、宇宙人の情報を公開しないといけない時がせまっているそうです。
宇宙意識はそれを求めている。
何も隠しておけない、透明な世界になろうとしているようです。
そこで、自分はどうしていくだろう。

『まもなく宇宙人が地球に到着します。あなたも宇宙人に会えますよ。
その日が一日も早くなるよう、楽しみにしていましょう。』

って書いてあって、なぜか涙がでました。
地球は広い宇宙にたった一つの生物の住む星じゃなくて、宇宙には私達を気にかけてくれている意識が無限にいる。
あったかいなあ。
幸せなことじゃないですか。
私達も、ちっちゃな自分の事ばっかりじゃなくて、ちょっと外に目を向けてみたらいいんじゃないかなあ。

そしたら、今日のお金が無いことも気にならない…ような気がする…(笑)



テーマ : こんなの読みました! - ジャンル : 日記

『チャングムの誓い』


55_1.jpg


観てきました。

上演時間中、ずーっと頭の中で、「なんでやってるんだろう。何のためにやってるんだろう。
なんでこんな芝居やってるんだろう」って疑問がぐるぐるしてた。
3時間以上の時間をかけて、何百万っていうお金かけて、で、なんのためにこの舞台をつくったんだろう。

どう考えても、わからなかった。
そんな芝居。
上演時間3時間25分。

その中において、役者はどうしたらいいか(私は役者だからね、役者の味方をするのだ)

次に出会うだろう、素晴らしい芝居の為のトレーニングの場にする。
自分がやりたいことを試してみる。
思いっきり、遊んで、実験してみる。
そんな事しかできないんじゃないだろうか。

衣装が見せたいなら、衣装だけ並べればいい。
台詞だけ聞かせたいなら、本を読ませればいい。
芝居とはなんだ?
それ以外のものだろう?

それ以外のものが何ひとつないから、何をみたらいいのか、見るべきものがひとつもない舞台だった。

もし、私が、チェゴサングンの役だったら、「芝居をお金や名声の為に利用して欲しくないのです」って言うだろう。
(チェゴサングンというひとは、料理を権力や富を得るための道具にして欲しくないと訴えていた)
どう考えても、良い作品をつくるとか、世の中の人に素晴らしい演劇を見せたいという気持ち以外の目的でつくられたとしか思えなかったんだもん。

でも、お客さんには、意外と好評らしい。
私の周りでも、「面白いわね」ってばばあどもが言っていて、私が「かもめ」のトレープレフ役だったら「あんた達、老いぼれ連中が、演劇をだめにしてしまっているんだ」って言うだろう。
トレープレフは、老いぼれとは言わないか(笑)
こんな紙芝居みたいなものを演劇だと思っているんだなあ、皆。
「こんなつまらないものを観て、芝居を観た気になってるんじゃないよ。そういうやつらが、本物の芝居をだめにするんだ」って言ってやりたかった。
というか、たぶん、言っていた、無言で。
しかし、まあ、しょうがない。
本物の、芝居なんて観たことないんでしょう。
私だって、まだ観たことないもの。
でも、それがどんなものかって事だけは、知ってる。

私は、下手な役者や不器用な役者は嫌いじゃない。
でも、誠実じゃない役者は憎む。
鈍感な役者はちょっと軽蔑するかもしれない。

でも、一生懸命やってる役者は、愛する。
だから、今日は、愛する人たちにお疲れ様って言いたい。

ほんとうに、ほんとうに、お疲れ様でした
多分、努力は報われる。きっと。


テーマ : こんなの観ました! - ジャンル : 日記

『ビューティ・クイーン・オブ・リナーン』
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を観ました。

大竹しのぶ × 白石加代子 × 長塚圭史

そりゃあ、もうすごかった!!!!!!

私は、なんども宣言しているが(笑)、大竹しのぶが好きじゃあない。
しかし、この大竹しのぶは、最高でした。

最初、幕が開いたときには、「あ痛~~~~っ」って思ったんだよね。
はいはい、またお芝居ですねって。

ところが、どんどん進んでいくうちに、ぐいぐい引き込まれて、お芝居だろうと、こてこてだろうとそんな事は関係ない。
すっかり、二人の女優に魅せられてました。

つい最近、私の知り合いの女性がお母さんをなくしたんだけど、その人はずーっとお母さんがなくなるまで、独身でお母さんと二人暮らしだったのね。
その二人の関係を思い出した。
愛しているんだろうけど、憎しみあってて、他人には二人ともすごく優しい人なのに、なぜかお互いにはすごく意地悪なの。
ああ、母娘ってこうだよなあと思った。
すごくリアルだった。

女優としての私は、すごく冷静に、二人の演技を分析していたりもして、最近アニシモフが「先先先!!!」とスパルタ演出をするんだけど、それはとにかく間をつくらないとか、余計なことをしないってことなんだけど、まさに大竹&白石の演技はそれだった。
目的だけを持って、ひたすら行動する。
間とか、感情とか、考えとか、そんなもんは、勝手に後からついてくるんだ。

目の前の相手に、本当の自分としてぶつかっていく姿はとても誠実で、素晴らしかった。
お互い、相手に不足はないっていうガチンコ勝負ぶりが、観ていて快感だった。
楽屋で加世さんも言ってたけど、「気心が知れてるっていうか、相手がちゃんとわかってくれてるから、意地悪くやっても平気なの。安心してやれるの」って。
相手役を信頼しないと、とてもできない芝居だと思った。
いつしか、白石さんと大竹さんではなくて、マグとモーリーンが、どっちがどっちを喰い殺すのかを、はらはらしながら見守っていた。

というと、すごくシリアスな芝居のような気がするだろうけど、それが違って、もうゲラゲラ笑った。
悪い世界の喜劇(笑)

演出もうまいんだよなあ。
演出っていうのは、役者に振り付けをする事ではなくて、作品を最後のシーンにむかって積み重ねていく事、その方法を考えることなんだと思った。
ラストの衝撃の為に、緻密に緻密にシーンを積み重ねる、繊細な仕事ぶりが小気味よかった。

まさに、上質な芝居。

ああ、舞台に立ちたい!
芝居したい!!って思った。

ぜひ、ぜひ、まだ観てない人は見てください!!

最近の、親殺しとか子殺しとか多い嫌な世の中だけど、こんな芝居を観るべきだと思うよ。
子供は、こんな芝居を観て考えたり感じたりしたほうがいい。
答えは自分で探すものだ。

芝居っていいものだなと、しみじみ思った。
こんな作品に出会えた事を感謝


テーマ : こんなの観ました! - ジャンル : 日記

『どん底で』

という、すでに、何年も上演されている作品の中に役をもらった。
これは、私がアニシモフを知った、記念すべき作品で、大好きな舞台だ。
その中に入ることができる。

稽古は、1幕の最初をほんの一回だけ。

他は、本番の前に、ちょっとだけ。

そんなんで、初日やっちゃいました。
ごめんなさい、お客様、共演者の皆様。

どうだったかっていうと…

まあ、もちろん反省はさておいて…

めっちゃくちゃ楽しかった。
お芝居って楽しいって心から思った。

自分でない人として、自分のでない暮らしの中で生活するのは、とてもエキサイティングだ。
今まで、観客として観ていて、好きだったり嫌いだったりする登場人物と、直接話をできるんだよ。
すごいよ。
あの、サーチンと話ができるんだよ!
あの、ルカーに触れるんだよ!
すごいじゃない!!!

今日は、どん底っていう宿屋の中で、妻鹿有利花が、わくわくしながら、色んな人と話をして、遊んでもらった。
さ、次は、どうする???

『カモメ』

は、今期としは、1回目だけど、前期からやってる作品。
稽古もしたよ、「先先」稽古。
これは、とにかく間をあけず、余計なことをしない稽古。
ろれつも回らなく、頭もまわらなく、ただひたすら、相手をつかまえて台詞をたたきこむだけ。

大丈夫なのかしら?と思っていたら、意外や意外。
今までの中で一番面白かったんだって。
(お客様いわく)

へ~~~???って感じですね、やってるこっちとしては。

私は、今までアルカージナなんて、大役だと思ってた。
ところが、あれ?これって主役はトレープレフとニーナで、二人の最後のシーンの為に今までの3幕はあるんだなって思ったら、すごく気が楽になったんだよね。
私は、ただひたすら仕事をして、二人の為にシーンをつなげばいいんだってね。
しかも、すばやく。
そう思ったら、緊張しなくなった。
二人の為に、二人のシーンの為に。
そこで伝えるべき、チェーホフの大きな考えの為に、無心に仕事をすればいいんだってことがわかったのだ。

うまくやろうとか、いい芝居をして認めてもらおうとか、失敗したくないとか、そんな事言ってられなくなった。
大きな目的の前で、小細工はできなくなった。

なので、ただひたすらシーンをつむぐのです。
そこで何がおきるのか。
それは、その日の神様の気分次第。

ああ、楽しい。

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初日に、お花をもらったよ。ありがとう

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モリのアサガオ 4―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (4) (アクションコミックス)モリのアサガオ 4―新人刑務官と或る死刑囚の物語 (4) (アクションコミックス)
(2006/02/25)
郷田 マモラ

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なぜか昔から、死刑に関心があった。
色んな本も読んだし、mixiの死刑コミュにはいってみたり、単なる興味にすぎないんだろうけど、色々思うところもあったりする。
死刑は、いけないとか必要とか、色んな意見はあるんだろうけど、どっちかの意見を支持する作品が多いなかで、この本が面白かったのは、主人公がずーっと悩み続けていくことだ。
色んな立場の人間がいて、色んな状況があって、その数だけ考えはあるのだ。
すべての人が満足する答えなんて、あるのだろうか。
いや、ないんだろうね。

そんな本だった。

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私は、わりとなんにでも感情移入する人間なのだけど、めずらしく客観的に淡々と読んだ漫画でもある。
泣かせる場面も数多くあるにもかかわらず。
面白いし、考えさせる作品だけど、心に響いてはこなかった。
不思議だ。

私は、死刑執行後をニュースにしない事に腹を立てている人間だ。
事件がおきたときには騒ぐくせに、その結末はどうでもいい。
死刑が犯罪抑止力になるのだとしたら、結果をきちんと報告してくれなければ意味がないじゃないか。
新聞に小さくのった記事をみつけると(載ってない新聞もあるしね)、なんだかなあと思う。
どこか後ろめたさのようなものを感じるのは私だけか?

こういう作品が漫画で出てくるのは、本当にいいことだと思う。

そーいえば、最近、漫画で読む「白痴」というのを読んで、漫画じゃない「白痴」をとても読みたくなった。
読書好きな割りに私の読書は偏っていて、なぜかこんな有名な作品を読んでなかったりするんだよな。

話がずれた。

あ、でも後書に、アシスタント募集がずーっとのってて、アシスタント応募に関する愚痴(要望?)が嫌だった。
作者の作品に対するシビアなところや真摯なところは素晴らしいけど、なんかいやーな感じだったな。
なまけものや、不真面目な世の中に不満な人なんだなあ。
だから、ああいう作品が描けるのではあるだろうけど。

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つゆ男

あっちゃんの芝居を観に行った。
あっちゃんは、才能のある役者さんで身毒丸初代メンバーで、面白い女で、厳しい人で、でも優しいとこもある、私の大好きな人です。

いつも、お芝居のお知らせをくれない。
そして、今回もしーちゃんが見つけて、教えてくれなかったら、多分知らなかったであろう。

そして、行ってきました。
福田転球×平田敦子÷千葉雅子   「つゆ男」

あっちゃんは、またまた腕をあげた!
そして、転球さんは、かっこいい男だった!

笑って、そして、泣いた。
attta.jpg

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私は、なんといっても最初に二人が、「さび、さび、」と言って、火にあたりにくるところが一番好きだった。
周りにいる、ねーさん方がみえるし(笑)
二人が、ちゃーんと話してるところが面白かった。

転球さんのダンスも最高だったけど
転球さんが、とよこがいなくなって、「とよこー!!とよこー!!」って叫んでるシーンは胸をうたれた。

私たちがよく、アニシモフのもとで「視覚化がない!」とかギャンギャン怒られて、必死にやってるのに、なんでこの人たちはいとも簡単にこんな事がやれるのであろうか?
才能のある人っているんだよなあ。

あっちゃんは、昔から芝居のうまい人だと思ってたけど、今回のはさらに力が抜けてて、いい感じだった。
あっちゃんも転球さんも、本当に芝居の好きなまじめな人達なんだろう、繊細な人達だなあというのがすごく作品にでてて、そこがまた良かった。

もっともっと色んな人が見てくれるといいな。
お席にはまだ余裕がありそうでしたぞ

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東京ノーヴイ・レパートリーシアターの「どん底で」公演。
吉祥寺シアターにての一日だけ公演、無事終了。
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ぎりぎりまで、お客がはいらなーいとかあせっててたけど、ふたをあけてみたら、ほぼ満席で、ありがたいことです。

私は、どん底でに今回から参加する事になったとは言え、まだ一回しか稽古してなくて、裏方に徹する事になっておりました。
「どん底で」という作品を見たことによって、アニシモフに興味を抱き、そしてマスタークラスを受講することになり、そしてたまたま稽古を観に行っていたら「かもめ」に出てみたいか?と聞かれ、そして今の私がいる訳です。
という、なんだか私が東京ノーヴイ・レパートリーシアターに関わったルーツの芝居でもあるので、思い入れはけっこうあるかもしれない。

この三日間くらいは、ずーっと「どん底で」の稽古があって、それを客席から見学していた。
今期、レパ作品は、大変革を遂げようとしている。
「さきさきさき…」と演出家が怒鳴るのだけど、とにかく間をとらず、先先先とがんがん台詞を発していくことによって、戯曲がもってる考え自体がクリアーになってきたのだ。
今までのレパ作品は、どっちかというと「間」をたっぷりととって、考えやら視覚化やらを相手に伝えることに一生懸命になっていたけど、今では間をつくることは犯罪になっている。
さきさき攻撃によって、作品はより繊細に、役者同士はより相手に集中する事ができるようになった。

どん底でもその稽古の結果、なんだかとてつもなく、面白い作品になった。
もともと「どん底で」はエネルギッシュな作品だったけど、それだけでなく、美しい繊細さをあわせもつことになったのだ。

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しかし、いやはや。
やはり、当日仕込んで、当日本番というのは過酷なものだよ。

みんなの緊張やら、舞台になれていないテクニカルな事やら、照明の問題やら、色々あって、稽古場でみたような、奇跡の瞬間は訪れなかった。

それは、それで残念なんだけど、でも、この無謀な状況のしたではよくやったと思う。

終わって、出演者達と話したんだけど、本人達は、3幕からよくなったと思っていたらしい。
確かに、お客様がよく笑ってくれてたし、客席の雰囲気も軽かったと思う。
だけどね、あれはやはりお芝居だから。
私的には、1.2幕がよかった。
1.2幕でやろうとしていた事は、今私達が目指している方向だったと思ったな。
多分、ああいうものは(言葉にできないもの)わかる人にしかわからないんだろうけど、でも確かに分かる人達が存在していて、その人たちは息をつめて舞台を見つめていた。
ある種の祈りに近いような、そんな神聖な気持ちを抱いた瞬間もあったと思う。
3幕からは、普通のよくみるお芝居で、それはわかりやすいけど、でも私が見たいものではなかった。

多分、私たちが目指しているものとか、私が見たいものというものは、まだどこにもなくて、だから誰にもはっきりわからないんだけど、確かにある事だけはわかっているのだ。

世の中が、お芝居とか演劇とかひとくくりにしてるものとは、多分あきらかに違う。
ジャンクフードを食べなれてると、ちょっと癖があって食べにくいものだろう。
でも人間を本当に生かしてくれる食べ物になるに違いない。

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東京ノーヴイ・レパートリーシアターの「ワーニャ伯父さん」をお客様として観ました。

昼間、「どん底で」の稽古をやってて、それを見学したんだけど、いいシーンがあって泣けてしまった。
そのカタルシスをもう一度味わいたくて、夜「ワーニャ伯父さん」を見ることにしたんだけど、なーんか風邪ひいたいっぽいし、どうしようかな~、と悩む。ま、途中で帰ってもいいし~なんて気楽な気持ちで観に行った。

今まで、ワーニャ伯父さん、どれくらい見たかな。
きっと、何度も観てると思う。
稽古も見学してるし。

でも、初めてわかったんだよね!
色んな事が。

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教授が、芸術について論文を書いてる人だって事。
今まで、台詞では言ってたのかもしれないけど、それがはじめて、よくわかった。
そしたら、エレーナが可哀想で、可哀想で。
芸術について詳しい人だから尊敬して結婚までしたのに、今ではピアノを弾くことさえ許されないんでしょ?
そんなつらい結婚生活があるだろうか!?
ワーニャ伯父さんも、ソーニャも、アーストロフも皆が知ってる、エレーナが窮屈で死にかけていること。それなのに、だんなだけが気付いてない。
そしてその教授は誰からも愛されてなくて、孤独で死にかけている。
マリーナだけはそれを気付いてる。

もうねえ、なにもかも、どのシーン、シーン、素晴らしかった。
衝撃的だった。

今回の、東京ノーヴイ・レパートリーシアターの課題は、「先、先、先!!」
テンポリズムと、アニシモフは言う。
竹刀片手に、先先先~~!!!と怒鳴る鬼と化してます。
怒鳴られるのが怖いから、役者は、必死で余計なことをしないように、とにかく単純に台詞を弾丸のように言うのです。
そしたら!!
なーんと、奇跡が生れ始めました。

その第一歩が、昨日の「ワーニャ伯父さん」の公演でした。

4幕までみて、それですべての意味がわかる。
1幕で、婆やがいいます、「サモワールがおきっぱなし」だと。
そして、4幕で「これで、また元通りだ。キリスト教徒らしくきちんと生活できる」
この瞬間に、この人物の考え、生き方すべてが、ぱーっとわかってしまう。
役は、自分ひとりでつくるのではないんだなあ。
一緒に出演してる役者、そして2時間という上演時間、そのすべてが、役を説明してくれる。
2時間一緒に、その登場人物とすごして、観客は、その登場人物がどういう考えをもってるのかを理解する。
これが、本当に快感だった。

そこに、芝居の上の、登場人物としてではなく、ある一人の実在する人間がいて(しかも100年前の)、今目の前で、本当に苦悩して、解決策をみつけようとしている。
そんな場面に出くわしたら…

きっと、言葉では伝わらないと思う。
でも、ほんとに、私は、大爆笑したし、号泣したし、腹も立ったし、でも本当に皆をいとおしいと思った。

演劇ってすばらしいと思った。
そんな芝居を私もしたいと思った。

そんな場にかかわっていられる事がとても幸せだと感じる。
風邪っぽかったのが、ぜーんぜん平気になっちゃった。
良い芝居は身体をも癒してくれる

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