チョコレートコスモスといえば…、私の高校時代の友人の結婚式のブーケに使った花だった。
こだわって、こだわって、探した花だそうだ。
という事を思い出したのは、最後まで読んでから。
チョコレートコスモスという花の名前を知っていたにも関わらず、まーったくその名前とタイトルが結びつかなかった。
最後まで読んだ今でも、なんでチョコレートコスモス????
ちょっと、こじつけたような気がしなくもない。
この人の作品は、好きで色々読んでるけど、なんでかこれは読む気がしなかった本。
なんでかっていうと、芝居の事を扱ってあるから。
んー、ちょっと違うんだよねーなんて読みながら思うのがいやなので。
なんだけど、この人は、本当にすごい人のような気がする。
何かを知っている。
その何かは、はっきりと言葉にできないけど、誰にもは気付かない何か。
それを私が知っているかというと、そうじゃないのかもしれないけど、でもちょっとだけ気付いてる気もする。
世界の秘密とか、神様とか、そういう言葉にしちゃうと嘘くさい事。
舞台の上には、何かがある。
舞台の奥に、どうしてもひかれて止まないものがある。
それは、多分、人間がどうしても知りたいものと同じもののような気がする。
チョコレートコスモスというタイトルから私が想像していたのは、ミクロコスモスの話。
別次元の話かなと思っていた。
まあ、確かにある意味、別次元の話。
今、舞台の上にいる自分と、客席にいる自分と、ちょっと遠いところから見てる自分と、3つの目を意識してるのは役者なら誰でもある話だろうと思う。
ある瞬間、舞台にいるはずなのに、架空の場所に移動してその場所が見えるとか、触れるとか、そういう経験ができるから、役者は年をとらないのかもしれない。
宇宙というものには、横軸がないらしいから。
役者は舞台の上では立てにつながるだけなのかもしれない。
と…また訳のわからない文章を書いてしまった。
単に想像力がたくましいと言われたらそれだけの事だけど、普通に生活していたら見えないものや出来ないことができてしまうのが、舞台の上なんではないかなと思う。
まあ、でも単純に、「これって、もしかしてあの人のこと?」なんて思って読めたりもするので、演劇好きには楽しいかもしれない。
一応、架空の人物や団体ですって断りは入れてあるけど(笑)
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