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プロフィール

arika

Author:arika
妻鹿有利花 (めが ありか)

日々、派遣社員として働いたり、演出家にどなられたり、、レパートリーの稽古したり、オーディションに受かったり、二日酔いになったり、芝居がうまくいったり、ダイエットに失敗したり、動物の森にはまったり、ワークショップに通ったり、フラダンス踊ったり、している女優です。

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そういえば、すっかり忘れてたけど、掲示板もあります。
ぜひ、告知などに使って下さい。
みんなのありか

㈱出海企画
info@izumikikaku.sakura.ne.jp

◆東京ノーヴイ・レパートリーシアター

東京ノーヴイ・レパートリーシアター


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琴姫さんのラジオ番組、琴姫チャンネルが収録されてる現場にお邪魔してきました

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場所は、三軒茶屋キャロットタワーの最上階。
キャロットタワーが出来たばかりの時に、最上階のレストランに1回だけ行った記憶はあるけど、それ以来行った事なかったかも…。
こんなとこに??
ってとこにFMスタジオはありました。
なんと、天井が抜けてて、生の声が聞える(笑)
初めてお会いする琴姫さんは、お声の印象より、きりっとしたスマートな印象。
ステキな女性でした
うちの事務所の女優さんの駒塚由衣さんもゲスト出演してる琴姫チャンネル。
そのうち、私もゲストへ~~なんてね

その後は、いつもお世話になってるオーガニックレストランへ。
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店長さんが、最後というのでご挨拶かねてあいにいったのですが、なんと、お店自体がなくなってしまうんだよ…とショックな話。

でもね、話を聞いてると、それはそれで必要な事なのかなとも。
ステップアップするためには、思い切らなきゃいけない事もあるんだよね。
その場所は私にとっては、とても必要な場所だったから、なくなるなんて考えもしなかった。
変わらないものなんてないんだなあ…
当たり前の事なんだけど。

オーナーと久々に色んな話をしました。
この人は不思議な人で、聞くとなんでも答えてくれる。
「なんで、何でも知ってるの???」ってつい聞いてしまった(笑)
彼は、「何千人、何万人単位で人を殺して来た」という過去(前世の記憶?)を持つ人。
私は、ある人から「革命家だった。その時、色んな人を巻き添えにして殺してしまったから、今世はおとなしくしていようと決めている。でも、そろそろ魂が、いい加減に気づけ、逆らわないようにしてたって、何も変わらないじゃないか!と言ってる」と言われた事があって、その瞬間「あ!バレた!」ってなぜか思った事があるんだよね(笑)
で、もう一人の人は、「草履屋の倅」だった人で、すごい事をしたのにもかかわらず、おごり高ぶったために人生を失敗したという人(過去の話ね)で、この三人で色んな話をした。
まあ、お酒を飲みながらの馬鹿話の上なんだけどね(笑)
でも、きっと何かしらの使命があるんだよなんて事を半ば真剣に考えてたりするのでした。

チベットの話とかもしたりして、お芝居の話もしたりして、なかなか充実した会でした。
本当に、あの店は色んな人と出会わせてくれて、色んな事を教えてくれました。
本当に、本当にありがとう。
そして、皆さん、お疲れ様でした。

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復活祭

東京ノーヴイ・レパートリーシアターの演出家がロシア人なので…(という訳なのか?)今週末、ロシア正教会で復活祭があるというので、でかけてみました。

ひたすら自転車こいで(笑)
片道1時間半かかったけど、いけるもんだねえ。

夜中の2時にもかかわらず、教会の周りには車がたくさん止まってて、タクシーで乗り付る人もあり、かなり混んでいた。
そこはまるで外国。
ロシアの女性って、ほんとに綺麗だなあ。
なんだか、映画の中のようだった。

私は、カトリックの中学、高校と出てるんだけど(私はカトリック信者じゃないのだけど)、カトリックの教会とはまるで違った雰囲気。
なんだろな、猥雑なあったかな、なんか穴倉の中のような感じだった。
私に、もしも友達が一人もいなかったら、いますぐ宗教に入っただろうなって思うくらい、暖かい優しいなつかしい雰囲気だった。
蝋燭の明かり、流れる聖歌、お祈りの声、シャラーンシャラーンという鈴(鐘?)の音。

物見遊山気分でいったのだけど、「神様」について、なんか色々考えちゃったな。
こんなたくさんの人が、復活祭を祝いに集まっている事に驚いた。
日本人ももちろん、韓国の人も、どの国の人かわからない人もいた。
一生懸命祈ってる人も、すみっこで本を読んでる人も、眠ってる人もいた。
皆楽しそうで、年末の初詣みたいだった。

儀式なんだけど、なんかちゃんとしてなくて、ワサワサしてて、それがまたなんかよかったな。
段取り間違ったの?って聞きたくなるくらい、途中であわてたりしてて(笑)
しかし、宗教儀式って、面白いよね。
最初の最初なんて、あんな儀式なんてなかったんだろうにね。
いつの間にか、いっぱいいっぱいしきたりができて、神様はきっと「そんなもん必要ないで~」って言ってるんじゃなかろうか(何で大阪弁?)。

私という部外者がいるのが申し訳ないような気がして、途中で帰って来ました
またチャリチャリこいで。

行き帰りの道で、色んなところを通って、こんなところがあったんだーってまた驚いた。
知らないことって、まだまだいっぱいあるんだな。
知ってるって思ってる事自体、おこがましいことでありました。

めっちゃ筋肉痛になるかと思ってたけど、そうでもないな。
いや、もしや明日くらいに来るのか

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本日は、東京ノーヴイ・レパートリーシアターの稽古は休み。

なので、よそのうちの稽古を見学させていただきに行ってまいりました~~~。

『わが魂は輝く水なり』
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久々(?)に会う蜷川巨匠は、あいかわらず元気
「お前らが来ると、稽古場が狭くなる!」なんていいながらも嬉しそう(だったと思う…)。
ここに座れ、椅子だせ、と見学席の心配までしてもらった(笑)

稽古場に貼ってあったスケジュール眺めると、なんか身毒丸終わってからまだこんだけしか日にちがたっていないんだとびっくりした。
まだ、1ヶ月たってないのかあ。
すごく昔のような気がしちゃう。。。

初日まで、まだ間があるのに、もう通し稽古。
途中、まったく止まることなく、すべて本番同様、芝居が流れていく。
仮のセットもほぼ本番同様。
芝居にいたっては、もう見所満載でした。
明治座のおばちゃん(観客)とあきれられるくらい、泣いて笑って、堪能させて頂きました。

野村萬斎さんと尾上菊之助さんの親子が、ステキだった

野村萬斎さん、前に白石加代子さんとの舞台で見た時も思ったけど、どんどん凄くなる気がする。
最近の私の(自分の芝居における)テーマは、力をぬく事なんだけど、この方の場合、重心ががつーんと下の落ちてて、本当に安心するんだなあ。
津嘉山正種さんと同年輩の役っていうのが、違和感ないもんなあ
すばらしい。。。

津嘉山さんとは、「キッチン」ぶりで、「長い髪もステキですねえ」なんておしゃべりしてたら、「髪はまだ伸びるんだよ。芝居は伸びねえなあ」とおっしゃっていました。
キッチンの時も色んなお話をさせて頂いたけど、いつまでもどこまでも良い芝居を目指してる方で、いまどきの若者に爪の垢を煎じて飲ませてやりたい!と思うくらい、色んな事を考えてる方でした
だからこそ、毎回、新鮮な舞台が生れるんだと思う。

そうそう、長谷川くんと神保さんのふたりがまた面白い。
長谷川くんが、すっとぼけたキャラで最高!
この人は、こういう役が似合ってるんだよなあ。
前に血液型の話になった時に、「血液型で判断されたくありませんから!」なんて言って、教えてくれなかったけど、その時点でどういう人か判断できるから(笑)

しかし…力の入った演技というものは、本人は頑張ってるつもりなんだよねえ。
だけど、力で相手に伝えようとすればするほど、相手は閉じていくから、むなしくなっちゃうんだよねえ。
まさに、私はそうだからなあ(ため息…)
いつになったら、力を抜いて「そう思える人だけ思えばいい。そう見える人だけ見てくれたらいい」って思えるようになるのかしら…

1回、通し稽古して、本日の稽古は終了。

ひとのうちの稽古場って、勉強になります。
蜷川さんの演出がどういうものかも、外から見るとよくわかるしね。

さー、本番、楽しみ
これから初日まで、また色々変わっていくんだろうねえ。
立ち回りもすごいよ~。
どうぞ、皆さん、怪我をされませんように、お気をつけて…

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また芝居の話かよ!って思われるでしょうが…
それしか話題のないやつでごめんなさい

またしても「どん底で」の話です。

23日の朝日新聞に「ゴーリキーの戯曲に復活の気配」と題して記事が載りました。
(東京ノーヴイ・レパートリーシアターの『どん底で』も紹介してあります)
http://tokyonovyi.blog76.fc2.com/blog-entry-196.html

最近、確かに古典の上演増えたよねえ。
最近日本で(古典戯曲の)上演が目立つのは、新劇・小劇場・商業演劇などが多極分散する演劇界の現状が一因とみる。
「大きな柱が見えなくなって、もう一度、『どん底』のような原点の作品に戻ろうとしているのでは」(堀江新二教授)」

と書いてあったけど、私が思うに、そろそろ皆人間の本質を見つめようよ!って気持ちになっているからなんじゃないかと思う。
皆で1個のテーマについて語ろうよって。
古典戯曲が今日まで残ってるのは、それに他ならないから。

地球人全員で、今こそ真剣に「人類」の問題を考えよう。

アニシモフにいつこも言われることで、なかなか舞台で出来ない事。
それはまさに言葉で語るんじゃなくて、考えを伝えあう事。
理論じゃ相手を説得できない。
言葉にするとどんどんすれ違うから、感じようよ、伝え合おうよ、共有しようよって事。
知恵は生活を発達させてくれたかもしれないけど、本当ってことを隠してしまったように思う。
言葉で説明できない、嫌な事、好きな事、大切な事。
私達は学校教育で正しいことばかり教わってきた。
正しいことが何なのかは知らないくせに。
「正しくあろうとすること」が大事で、本当は何が大切なのかは知らないままだった。
そろそろ、言葉で考えるの、やめない???

言葉で聞くから答えがないんだよ。
「なんで人を殺しちゃいけないんですか?」って

演劇は、台詞を伝えるものではなくて、考えを、感情を、気持ちを、目に見えない何かを感じてもらうために存在している。
そこでただ一生懸命に生活してる人々を観て、自分がどう思うか、どうしたいか。

うちの演出家のアニシモフは言いました。
「真実の国はあるんでしょうか。「どん底で」の人物達は真実の国を見つけられるんでしょうか」

ルカーの真実の話を聞いたペーペルは言います。
「なんだよ、暗れー話だなあ。」

朝日新聞には、
「安保闘争や全共闘運動の敗北まで人は変革を信じた。
そんな時代の『どん底』は、希望の実現に共感が集まった。」
だけど、
「ゴーリキーの時代からみて未来になった現代も、社会は変わっていない。」
だから
今の「どん底」の上演は「今の時代を逆照射してゴーリキーを批判的に読み直している」
のではないかと書いてある。

けど…
批判してなんになる?
どうして、希望の実現を目指してはいけないのだ?
希望ってなんだ?

今日の「どん底で」の稽古で、明確にラストが変わった。
そこに答えがあった。
東京ノーヴイ・レパートリーシアターの「どん底で」は、上演する意味のあるっていうか、今上演しなきゃいけない作品になってしまった

責任…重いです…

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昨日も、今日もどん底です。

なんのこっちゃと思われるでしょうが(笑)

昨日は、東京ノーヴイ・レパートリーシアターの 「どん底で」
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今日は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ演出の 「どん底」
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二本観て参りました。

いやあ~~~~!!!!
びっくりした。
正直言って、ケラさんの「どん底」まーったく期待していなかった。
すんません(笑)

東京ノーヴイ・レパートリーシアターの芝居はね、ちょっと違うのよ、あーた。
お芝居じゃないの、そこに本物があるのよ。
舞台に生活があるのよ!
って自負してたんですけどね、いやあ、今日のどん底、最高に面白かったです

かなり脚色すると前評判で聞いていたので、どうなる事かと思っていたのだけど、完璧だったと思う。
(いや、ちょっとそれはどうか?って思う部分もあるにはあったかも…)
ケラさんご本人が、インタビューでおっしゃってるように、お互いの関係性とか状況とかをうまく言葉をたすことによって、それで役者が舞台上で楽に生活できるようになってるんだよ。
(もちろん、本当はそんなもん台詞で足されなくたって、役者がやらなきゃいけない事ではあるんだけど
ただ単純に名前を「帽子屋」とか「饅頭」とか職業で呼んでるだけでも、わかりやすんだよね、ロシア語の名前って難しいからさ。
うまいよなあ。

役者が、その役を理解しているから、観客も理解できるの。
これって、当たり前のようでまったく当たり前でない話。
とくに古典においてはそうで、だから観客が、「ゴーリキーってくら~い!」とか「チェーホフって難しい~!」ってなるんだよね。
しゃべってる人間がわかってないのに、聞いてる人間がわかるわけないっつーの。

うちの演出家は、映画のフィルムのコマにたとえるけど、役者が台詞を全部自分で見れて、しかもその絵が相手にも見えないといけなの。(実生活では簡単にやれてる事です)

今日の「どん底」は、とても絵画的作品でした。

笑えたし、超泣けた。

ルカーが本当に、なんで嘘ばっかつくのかほんとにわかった。
わかったというか…感じられた。
段田さんが、めちゃめちゃ良かったです。
せつなかったなあ、今思い出しても涙が出てくる。
いい役者さんだなあ

ただね、私の大好きなサーチンの「人間」のくだりがなかったのは残念。
「人間…いい響きがするじゃあねえか…にんげん…」
この言葉をきくといつも私は涙がでる。
まんざらこんな自分も捨てたあもんじゃねえなあという気になる。
これが聞きたい方は、東京ノーヴイ・レパートリーシアターの「どん底で」を観てね。
東京ノーヴイ・レパートリーシアターの方は、ノンアレンジ、ノンカットです。

昨日の「どん底で」は、いつもの「どん底で」とまたなんか雰囲気が違ったな。
毎回観てるのに、なんで毎回あんなにどきどきするんだろ。
話を知ってるはずなのに、どうなっちゃうの??って思うんだよなあ毎回。
実は、私も今度「どん底で」に出ます(笑)

前に観たケラさんの芝居が本当に殺してやりたいくらい最悪だったんだけど、殺さなくてよかったな(笑)
それこそ「どん底で」のルカーの台詞にね
「どんな人間でも尊敬してやらないといかん。
だって、我々にはそれがどんな人間なのか、何をしに生れてきたのか、何をしでかすものやらわからんじゃないか。
ひょっとしたら、その人間は我々の幸せのため、この世に何かどえらい利益を与えるため生れてきたのかもしれないじゃないか。」
ていうのがあって、ほんとだなあと思った。
こんな素晴らしい芝居をつくる人なんだって、あの時にはわからなかったんだものねえ。
だから、どんな人も大事にしなきゃあいけないんだよ(笑)

ゴーリキーの台詞は本といいなあ…ってあらためて思いました。

東京ノーヴイ・レパートリーシアターもケラリーノ・サンドロヴィッチも、どちらでもいいけど、「どん底」体験一度してみたらいいかもです
どん底にいる人こそ「どん底」に救われると思います、ほんとに。

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テーマ : こんなの観ました! - ジャンル : 日記

身毒丸が終わって、早(なのか?)1週間がたちました。

身毒丸中はお休みしていた東京ノーヴイ・レパートリーシアターに復活。
この間「かもめ」の稽古がありました。

稽古前って、ほんとに憂鬱になる。
私、芝居って本とは大嫌いなんじゃないだろうかと思うくらい
なんでだろ。って考える。
うまくやりたい、褒められたい、恥かきたくない、多分そんな気持ちがあるからだと分析する。
演出家というものは(私がつきあった事のある演出家に限る)皆、すごく怒る。
鬼のように怒る。
怖い…だから、怒られたくない。
そんな気持ちがぐるぐるして、だから稽古場にいく足が重くなる。

「かもめ」のニーナの台詞にこんなのがある。

「作家とか、女優とか幸福な身分になれるものなら、身近な人に憎まれても、暮らしに困っても、幻滅しても我慢しますわ。
屋根裏住まいをして、黒パンばかりかじって、自分に対する不満やまだまだ至らないという意識に悩まされたってかまわない。」
その後は、彼女がじゃあ、だったら何を要求するかについての台詞になるのだけど。
チェーホフってすごいなあと思う。
女優になれるなら、自分の才能のなさに悩んだってそれさえ幸福だとニーナに言わせたよ。
そんな覚悟をして役者になった人なんているまい。
役者やってる一番の苦しみは、貧乏ではないのだよ。
自分に対する不満や至らなさ。
才能のない自分に対する絶望なのだよ。
それに気付いた時、トレープレフは死んでしまい、ニーナは生きていくのだが、何がそうさせるのかという事なのだ。

という訳で、私はまだまだ稽古に行ってしまうのです(笑)

才能というのは、きっとどんな職業にも必要なものなのだろうと思う。
続ける事が才能だとある人はいいました。

東京ノーヴイ・レパートリーシアターは、ひたすら同じ演目を上演し続けていく劇団です。
昨日より今日、今日より明日。
続ける事によって、少しずつだけど確実に変わっていく。
ワンシーズン事に最後の日はくるけど、新たなシーズンがくるとその作品をまた同じキャストでやる。
同じキャストで同じ演目だけど、同じできの日はまったくない。

私が初日をふんだ日から、毎回観てくれてる人がいるのだけど、どんどん変わっていってる。
そして変わっていってる事が面白くて、今日はどうなるだろうと思うとまた観ずにはいられなくなるそうです。
だから、毎回見てしまうんだって。

だって、1回やるたびごとに死ぬほど落ち込んで、また復活して新しくその役の人生を生き直してるんだからね。
どうやって復活しているのかってとこが、その役者の個性なんでしょうが。

私の役は、息子が自殺してしまう役なんだが(これってネタバレ?いいよね、古典だから皆しってるでしょうという事で…)
なんで、毎回毎回、息子が自殺してしまう結果を選んだ人生を送らなければいけないんだろうって思ったのね。
毎回、いきなおしてるんだとしたら。
そしたらある人が「それでも、それがどうしてもやりたい生き方だったんだよ。それだけ強い気持ちで彼女は自分の人生を選んで生きてるんだよ」と。
私も、今の自分の人生、きっと生まれ変わってもそうするかもしれないな。

生き続けていく為に必要な事。
それって何なんでしょう。
言葉にすると陳腐すぎて…

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テーマ : つぶやき - ジャンル : 日記

身毒丸 復活 千秋楽より、5日。

そろそろ、身毒丸の毒は抜けましたか?皆様(笑)

私は、魂が抜けたようにすごしていたようです。
というのも、なんか実感がないんですねえ、毎日の。。。

身毒丸を応援して頂いた方々、遠くから観に来て頂いた方々、スタッフの方々、本当に、本当にお疲れ様でした。
そして、本当に本当にありがとうございました
本当はね、一人ひとりにあって、手を握ってありがとうって涙を流したい気持ちなんですよ。
でも、そうもできないので…
まだ、このブログを読んでいただいてる方だけに、ここでしかいえないけど、たくさんのお礼を

ワシントンに出発した日は、雪が降っていましたねえ。
今では、すっかり春もすぎ、もうすぐ5月ですよ。
今年も3分の1が終わりました。
身毒丸、一色でしたねえ。
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千秋楽にはじめて身毒丸を観に来た私の友人が、「観客のエネルギーがあんなに舞台に影響を与えるんだって、はじめて感じた」と言っていました。
それだけ、観客と舞台とが一体になった芝居でした。
すごい事です。
こんなに愛された舞台は、そうそうないでしょう。
っていうか、私にとっても唯一です
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また、どこかで、お会いする日まで。。。
頑張って、頑張って、頑張って、生きて行きましょう。
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そしたら、プレゼントが届くのですよねえ

感動をありがとう

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テーマ : 写真日記 - ジャンル : 日記

今回の身毒丸、いつも節目には雨が降っていたように思う。
ワシントンに出発のときは、大雪だったし、旅から帰るといつも雨。
休演日も、いつも雨で、「洗濯できないよ~」とため息ついたものだった。
そして今日も…

いつもどおりに埼玉へ向かう。
でも、最後の通勤路。

駅におりると大きな荷物を持った人がいっぱい劇場に向かって歩いているのに出くわす。
もしかしたら、泊まりで身毒丸を観に来た人なのかな?
劇場の前も、すでに入り待ちの人がいっぱい。

「おはよ~」と劇場入りして、たんたんと日課をこなす。
いつもと同じように。
でも、いつもと同じではないと知ってる、皆。

れーこさんが、撫子の花を持ってきてくれる。
「撫子の誓いよ(笑)」
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皆に、ひとつずつ。
やめてくれ、涙腺がにじむ。

ご飯食べて、ストレッチして、美容院いって、メイクして。
たんたんと時間が過ぎていく。

「さ、皆でご挨拶いきますか~」
加代さんちから、最初。
どやどやと母達が楽屋に訪れる。
加代さんは、ちょうど着付けの最中。
「頑張ろうね~。」なんて言って、もうすでに皆うるうるしちゃう。
まだ、早いって~~
次は、身毒丸楽屋。
まだ、ジャージ姿「こんなんですけど(笑)」笑いがおきて、ちょっと普段に戻る。
私達にとっては、竜也はちっともアイドルでもスターでもない「しっかりしなよ」っていいたくなる弟(息子ではないだろなあ)みたいな存在、未だに。
他のキャストにもスタッフにも「千秋楽おめでとうございます!よろしくお願いします!」の挨拶して、蜷川さんに「こえ~~~~っ(笑)」と言われるのもいつもの事で。

そして、今日も『身毒丸 復活』幕があがる。

芝居が始まってしまえば、それはもうその瞬間だけの事で、千秋楽とか最後とかそんなことは全部忘れてしまう。
ただただ、今の瞬間、舞台の上で生きるだけ。

廊下に身毒丸家のご飯が出されてた。
もう、最後、残ったおかずを皆で食べて下さいって。
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そして、母ワゴンでは、今日も撫子が買われた。
売れ残っちゃったよ、最後まで。

地獄のシーンの母達は、今日はすごかったそうだ。
最後の力を振り絞って、死ぬ気でやった(笑)

加代さんも、竜也も、あんなに疲れてたのに、全身からオーラが出てた。

はやがえで、裏を通るとき、お父さんにあったら、「終わった~~!!」って満面の笑みでハイタッチ
いや、お父さん、まだもう1シーンありますから(笑)

ハンコの踊り。
ジャン♪って決まった瞬間、会場から拍手が
お客様が、「拍手してあげよう!!」って思った気持ちが伝わってきて、おもわず涙がでてしまった。
「うわ~っ!!」って泣きそうになって、必死に我慢する。
でも、もしかしたら、手がぷるぷる震えていたかもしれない(笑)

ハンコの後は、超ダッシュのはやがえ。
舞台裏を走り抜けると、小間使いが「お疲れ様~!!」って声かけてくれた。

いつもは軽口しかたたかない衣装さんが、「また一緒に仕事したいね」なんて言うから、もう顔見れないよ。
ラストの出番を待つ大黒の後ろで、もう涙が止まらなくなってしまった。
横からともちゃんが、「まだ早いよ!」って言う。
確かにね(笑)

最後の歩き、私はいつもニコニコと子供の顔を見つめながら歩いてるのだから、泣いちゃあ、ダメなんだ。
ほほを涙が伝ってたけど、ニコニコと子供を抱けた。

身毒丸と撫子最後の道行き。

そして、幕が下りた。

カーテンコール。
自分でも訳のわからない涙が、どーっと出た。
お客様に笑顔で、ご挨拶したかったけど、泣いてしまった。

カーテンコールは、4回。
観客は、オールスタンディング。
そして、最後は、銀色の花吹雪。
隣の飯じーの裸の背中にいっぱいくっついてた(笑)

終わった。

本当に、本当に、ありがとうございました。

役者と、スタッフと、お客様と、すべてのエネルギーがこの舞台をつくりあげたと思う。
こんなに愛された作品も、そうそうないと思う。
この作品に関われた事を誇りと、幸せと、喜びと、あらゆる感謝の気持ちで思う。

楽しかった。。。。

バイバイ。
また会う日まで。

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今日の昼は、DVD撮影がありました。

普段通りにやってても、なーんかしらハプニングがおきるのが、撮影日。
でも、今日は特別のハプニングもなく無事終了。
台詞のとちりもなかったしね(笑)

夜も撮るのかと思ってたら、昼だけだったみたい。
一発撮りなんて、勇気ある~~~

昼夜の間には、美味しいお弁当もでました。
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さて、夜公演。
肉体的には、かなり限界なんですよねえ、皆。
それでも、本番はじまるとやってしまうのは、なぜ??

あとわずかしかこのステージを見れないと思うと、普段は衣装のはやがえで見れないシーンを頑張ってそでから見ようとする。
今日は、身毒丸、行水シーンを見ました。
そでから(笑)
ほんとに、行水してるんだ~~~~。(って、いまさら?)

他にも、仮面売りと小間使いのからくりからくりのシーンとか。

いつもは、モニターで音だけ聞きながら、着替えてるんだけどね。

そうやって見ると、本当にこの舞台が、緻密なシーンの連続でできてるんだなあと感じる。
誰か一人かけても、バトンが渡らない。
最後の最後のシーンまで、一人ひとりが気持ちをはって、シーンを背負って走り続けてるんだって事がしみじみと感じられました。

そうそう、夜公演では、なんとハンコの踊りで拍手もらっちゃったもんね~。
下手から、ぱらぱらとだったけど(笑)
それから、最後、暗転になった瞬間に盛大な拍手が起きて、ちょっと感動しちゃいました。
ありがとうございました

帰りの電車で、トモちゃんが「もう、しーちゃんや妻鹿の背中をパタパタするのも後ちょっとなんだと思ったら、寂しくなってなけてきちゃった」(いつも、化粧の時に、ともちゃんに背中を白くぬってもらってるんですねえ)なんて言うから、おもわず、しーちゃんも私も泣きそうになっちゃった。
皆、最後の日のことをなるべく考えないようにしてるんだよ。
せつなくなっちゃうからね…

大丈夫、大丈夫、まだ3ステージあるからね
まだまだ、続くよ、身毒丸祭りは!!

そうそう、打ち上げで出した、女子楽屋クイズ。
どうぞ、答えてみてください

「身毒丸のオープニングのシーンを思い出して下さい。さて、子供はいったい何人いるでしょうか?ちなみに自分の足であるいている子は数えません」

わかるかな~~~????

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打ち上げがありました

いや、公演はまだ続くけどね。

スタッフやキャストが集まれる、最後の1回公演が、もう昨日だけだったのですね。
楽日は、劇場のバラシだから。

という訳で、打ち上げでした。

まだまだ公演があるのに、打ち上げってのは、微妙な感じです。
これからラストスパートの一番きついところが残ってるので、気はぬけないし、でも、寂しいから皆妙にはしゃいじゃう

キャストも、スタッフも、途中から現れた演出かも、みんな大ご機嫌でした!!!

1公演終わってまだ明るいうちから呑むビールのうまいこと!

挨拶の中で「身毒丸は、無形文化財です。5年後10年後と、ずっとやり続けて欲しい」とおっしゃってました。
ほんとに、そうなればいいのに。
まあ、身体が続く限りね(笑)
さすがに、週末になると身体はぼろぼろ、ハンコの踊りなんて、足あがってませんから
あまりの疲れ方に、笑っちゃうくらい。
でも、頑張れる。
自分達でも、本当に、いい作品だなあと毎日観てても思う。
北海道から、九州まで全国のお客様が、埼玉までいらしてくださっているそうです。
本当に、ありがたい事です。

この3ヶ月間、毎日やってた身毒丸が終わったら、どうなるんだろ?
「寝込むんじゃない?」なんて女楽では笑ってるけど、それもさもありなん。
余力なんてまったく残さない覚悟で体はってます。

さー、あと5ステージ!!

祭りだ、祭りだ、祭りだ、祭りだ!
身毒丸祭りだぞ~~~~~~

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本日は、1回公演。

終演後、みんなで花見に行ってきました~~~~

きれい~~~~~。

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花吹雪の下で、ビールやワイン飲んで、コロッケやウインナーやら食べて。
しこたま笑って、元気になりました。

いよいよ、身毒丸、楽日までカウントダウン。
この素晴らしい作品や楽しい仲間達と別れるかと思うと悲しくなってくるけど、今はまだただただ毎日の舞台を精一杯がんばるだけ。

楽日近くなって、前回までの身毒丸に関わっていただいていたスタッフの方や、もとキャストの方々が観に来てくださってます。
そして、みんな言ってくれるのは、「進化した~」でした。
嬉しい。

身毒丸卒業生が皆、口をそろえて、いい舞台!いい芝居!と言ってくれる。
ほんとに、嬉しい。
老体に鞭うってがんばってるかいがあるというものです(笑)

さ、明日は、夜公演。
がんばるぞ~~~~!!!!

桜、もう少し見れるかな。

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