東京ネジさんの「散る散る満ちる」を観てきました。
なんてんCafeさんという、古民家を利用したカフェ。

入ると、出演者さんたちがお茶を運んで来たり、お菓子を下さったりしました。
Cafe公演って、敷居が低そうに思うのか、けっこう皆さんやってらっしゃるけど私にはとてもできないなあ。
緊張してしまう。。。
観るほうとしても、実は緊張します。
だけど、東京ネジさんは、多分それぞれのキャラクターなのかなあ、すーっと空間にとけこめていて、とてもリラックスして観れました。
なれてるのかなあ。
その辺聞いてみたいね。
狭い空間だと、芝居がきついと本当に地獄のようにつらい時間だけど、楽しめる芝居だったらほんとに素敵な時間がすごせるんですよね~~~。
外が明るい時間に行ったから、それも良かったな…と思う

「てがみ」と「奥村さんのお茄子」という作品の二本立て。
「てがみ」は佐々木さん三人組みの出演で、これが大変勉強になった。
(三人とも佐々木さんですよ、すごいね。)
演出家の佐々木さんと、作家の佐々木さんと、役者さんの佐々木さん。
もちろん、皆さん役者として舞台の上にいるのだけど、それぞれのあり方がくっきりしてて面白かった。
演出家の佐々木さんは、作品を全部把握してんだな~と思わせる考えのある人で、作家の(脚本を書いてらっしゃるみたいなので)佐々木さんは、やっぱり言葉の人だなあと。
役者の佐々木さんは、拝見するのが今回三本目なんだけど、今回が一番好きだなあと思った。
個性的な役者さんなんだけど、私はこの方が素の声でしゃべってるのが好きだな。
ちょっとじんわり、涙がでそーになった。
三者三様で、面白かった。
演出家の佐々木さんは、頭で整理しすぎてるような気がして、他の二人を大事にしすぎてるような気がして、もったいないなあと思ったのだけど…
その後の「奥村さんのお茄子」という作品では、また違ったところが観れて非常に面白かった

宇宙人ものという、古民家Cafeにあるまじき(笑)設定で、かなり笑わせて頂きました。
私、チェーホフとかゴーリキーとかやりますが、こんなお話大好きなんです(笑)
シアタースポーツ的なのりが非常に楽しめました。
金川周平さんという役者さんが出演してらしたのだけど、彼が良かったな。
とても演劇的でした。
演劇的と言う言葉を、勘違いしてる人も多いのだろうけど、演劇的とは別に声をはったりとか、大げさな身振りとかそーいう事じゃなくて、内面の細かい感情を表面に拡大して見せるって事です。
細かい同様とか、にがにがしい気持ちとか、つらいけど笑っちゃうとか人間の感情は複雑で、リアルな人生だったら絶対見せないようにするものだけど、それを拡大してわかりやすく表現するこれを演劇的とよぶと思う。
それがいけないか、いいかとか別にして、そうしないと今のお客さんは理解できない人の方が多いのだと思う。
なので、彼のようなお芝居をする人を「お芝居がうまい」人とよぶのだと思います。
力を抜いたふーな、日常ふーな、その辺にいそーなふーな…
そんなふーな。
でも、ほんとのリアルってものとは違うし、これはお芝居なんだからそれでいいんだと思うんです。
お仕事に疲れた週の、たまのお休みの日曜日。
近所の素敵なCafeで、お茶を飲みながら、気に入った人達の優しいお芝居を観る。
なんか、素敵だな~と思った。。。
私の演劇人生にそーいうお芝居ってなかったなあ

こーいうお芝居、誰か誘ってくれないかなあ。
あ、でもできないなあ(照)
夜は、美味しいとんかつを食べに行きました。

豚組さん

おすすめポーク、全部違う種類盛。
キャベツ、ご飯、赤だし、つけもの食べ放題。
ご飯二膳も食べちゃった。(ほんとは、あと一膳食べたかった…)
おいしゅうございました。
今日はビールも飲まず、なんかレディーな風な(とんかつじゃレディーじゃない?)一日でした。
あー、しあわせ…
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