多分、子供の頃の読んだ。
でも、忘れちゃってた。
東京ノーヴイ・レパートリーシアターの新作は、この「銀河鉄道の夜」だ

稽古の最初の頃に見たっきり、ぜんぜん稽古場にも顔を出していなかった不義理な私は、本番を見て、言葉につまった。
なんて、なんて、優しくて美しくて愛おしい世界なんだろう。
なんで、宮沢賢治はあんな事を知っていたんだろうか。
今、世界はどんどん変わりつつあって、本当のものだけが生き残っていける淘汰の時代が訪れているのだと思う。
少し昔だったら、「皆やってる事だし…」ですんだ賞味期限切れや手抜工事なんてものに光があたって、まじめに生きている人たちが、ようやくちゃんと息をつける世の中になってきたのではないかしら。
まだまだ世の中は混沌として、だめなものもいっぱいあるけど、少しはましになってきているのだと思う。
というか、思いたい。
東京ノーヴイ・レパートリーシアターは、派手な劇団ではないし、時代にさからったような演目とか上演スタイルをとっている所だから、なかなか理解されにくい。
私も、「なんであんな所にでるの。もうやめたら。」なんてかなりの人に言われるし

でもね、と私は思う。
もう、嘘はつきたくないんだよ。
お芝居は、堂々と嘘をついていいところではなくて、真実を、普通に暮らしてたら絶対に感じられないような高尚な真実をお客様に伝えるところだと思う。
真実を伝えて、何かを感じて頂いて、その後は、その人のものだから。
人の幸いの為に、私は何ができるのだろう。
なんて、難しいこと言ってると、宗教的集団だと思われかねないが、基本、ただの酔っ払い酒好き集団だったりもするし

銀河鉄道の夜に、タイタニックの話が出ていたなんて、すっかり記憶になかったけど、あのタイタニックに乗船していた男の子が、笑顔でマリア様に導かれていくのが、とてもよかった。
http://www17.ocn.ne.jp/~sanbika/a260or.htm
小説の世界とはまた違う、東京ノーヴイ・レパートリーシアターの銀河鉄道に乗りにいらしてください

と、最後に宣伝もしてみる(笑)
テーマ : こんなの観ました! - ジャンル : 日記
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