基本的に、私は人の名前が覚えられない

そして、カタカナの名前はもっと覚えられない。
ので…、翻訳物は苦手です。
特に、ロシアのお芝居は、登場人物の名前が難しい。
しかも、同じ人なのに、色んな呼びかたをするので、どの人がどの人なのか、大変わかりずらい。
という訳で…
うちの劇団、
東京ノーヴイ・レパートリーシアターの俳優、カミカミ事、
上世博及くんに教えを請いました

彼は、ロシア語ぺらぺら、通訳もこなす役者さん、東京ノーヴイ・レパートリーシアターにおいては、なんとコースチャ役を演じてるのです

以下、彼からのコメント
まず、トレープレフは苗字で、これで相手を呼ぶ時は必ず英語のミスターに当たるガスパジーン(女性だとガスパジャー)をつけます。
それ無しで苗字だけ相手を呼ぶということはしません。本人がその場にいなくて、その人を第3者的に話題にする時は使いますが、本人にその人の苗字で呼ぶのはよっぽど仲が良いか、上司が部下、或いは警官が囚人に対してなど高圧的に人を呼ぶとき、つまり苗字で相手を呼び捨てにする感じです。
日本での苗字で○○さんという呼び方は、ロシアでは名前と父称(ミドルネーム)で呼びます。目上の人に対してや上司、先生以外でも一般的な丁寧な名前の呼び方は必ず名前+父称です。
コンスタンチン・ガブリーロヴィッチ(父の名前がガブリール)
ピョートル・ニコラエヴィッチ(父の名前がニコライ)
イリーナ・ニコラエヴナ(女性形:父の名前がニコライ)
(外国人がよくこの両方が覚えられず父称(ミドルネーム)だけで呼んでしまうことがあるのですが、これはよっぽど砕けて冗談で「○○の子供!」という感じで、親友同士の間でしか使わないので、普通に使ってしまうとものすごく失礼で不躾になってしまいます。)
コンスタンチンは正式な名前で、日本でも名前で○○さんという感じ。これは初対面や目上の人に対してもそれほど失礼にはなりません。
コースチャはコンスタンチンの愛称なので、日本だと呼び捨て、或いはあだ名的な感じ。
ピョートル→ペーチャ
レオニード→リョーニャ
セルゲイ→セリョージャ
アレクサンドル→サーシャ
ヴラジーミル→ヴォロージャ
アレクセイ→アリョーシャ
ニコライ→コーリャ
ミハイル→ミーシャ
ドミトリー→ジーマまたはミーチャ
アンドレイ→アンドリューシャ
などなど・・・
ま、こんな感じです。ロシアの名前の呼び方はいろいろ複雑に感じるかもしれませんが、これは日本語の尊敬語、丁寧語、謙譲語の使い分けに比べたら全然簡単です。 だそーです。
勉強になりますね~~。
これで、ロシアの舞台を観るときに少しは、理解できるかしら???
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