☆8/16 庭劇団ペニノの「星影のJr.」 を観ました

評判を聞いて、ぜひとも観たいと思っていた劇団。
作演出のタニノクロウ氏が、現役の精神科医だというので、こりゃあ、どんなものをつくるのか、ぜひとも観たかったわけです。
今回は、身毒丸でご一緒させて頂いたマメさんと、元劇団の先輩の久保井さんが出演するっていうもありありで、期待は高まるね~~

最近、とんと芝居をみたいという気がなくなってしまってる私。
どうも、観劇というものに対する集中力がなくなってるらしい。
なんで、どうせだったら、まーったく意味のないものを観たい。
どーでもいーよーなものを二時間いっそやってくれたらいいのに…
そんな風に思っていたものだから…
これがまた、今の私の気持ちにぴーったりあった芝居だった(笑)
チェーホフの「かもめ」でトレープレフに言わせてるように、「どう食べればいいか、どう歩けばいいか」なんていうくだらない人生の教訓を役者がひけらかすのを見るのはお腹いっぱいの最近なので、不条理に感じられるんだけど、でも、なんか笑っちゃうっていうペニノのお芝居が非常に楽しゅうございました。
もう、マメさんが出てきて、踊るところでは、本当に腹かかえて笑っちゃった。
この芝居がどういうテーマとか、だからどうとか、そんな事はどうでもよくて、なんか、「なんだよ、この芝居~」って笑える事が楽しかった

イタセクスアリス?
と思えない事もなかったけど、そんな事が頭に出てくるたびに、「いやいや」と、ひたすら、目の前で起こることだけを笑ってました。
久保井さんは、昔から芝居のうまい人だなあと思っていたのだけど、なんか久保井さんそのままで、そんなところを見抜いて、使ってるタニノクロウという人は、さすがの精神科医だなあと思いました。
最初の、さわさわと声が重なって、静かに芝居の始まっていくところなんて、もろに私のつぼでした。
いやあ、久々に面白かった。。。。
ほんと、こういうのダメっていう人もかなり多いだろうけど、私は好きですね。
好きっていうのがはばかられそうなところも好き(笑)
私も出たいなって思ったけど、どうもタニノクロウ氏は、痩せた女が好みのようなので、ご縁はないかもしれませんね~~。
残念。
観客としては、ぜひぜひまた、次回作も見たいなと思いました

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テーマ : こんなの観ました! - ジャンル : 日記
他の作品はまだ未見なのですが…
独特の世界観がたまらなくスキでした。
あまり、万人受けして欲しくないなあ…なんて、勝手に思ったりしてるのですが(笑)