感動って、なんで感動するのだろうと思うと、それはエネルギーの振動が魂を揺らすからだ。
エネルギーは目に見える。
植物が育つのもエネルギーだし、声もエネルギーだ。
そして、素晴らしいエネルギーは人に伝わるし、宇宙に届く。
音楽は、ダイレクトだ。
某唐十郎の演劇は、音が絶大な効果をあげている。
まあ、蜷川さんの芝居もしかり。
音楽がぼぼーんと大音量でかかっただけで、涙がぐわーっと出てくる。
その気持ちよさ。
これ、一回味わうとたまらんよね。
静かな演劇というものが一時流行ったけど(今も?)、私は実はあまり好みでない。
やっぱり、ぐらんぐらん心が揺さぶられないとつまらんのよね。
日常ではありえない、私にとって芝居は。
普段の生活で表現できない鬱屈を芝居には載せてくれないとね~。
最近の芝居では、『秘密の花園』でかかっていた、ブラームス。
これは、初演の秘密の花園でもかかっていた曲で、私も自分が出た芝居で流れていた事がある。
もう、それだけでドラマチックなんだよね~。
泣けます。
この間観た、蜷川さん演出の『95kgと97kgのあいだ』でかかっていた曲も素晴らしかった。
思わず帰りに、音響さんに曲名を聞いてCDを購入してしまった。
蜷川さんの『王女メディア』で使ってる曲もすごいいいよね~。
あの曲を思い出すだけで、涙が出ます。
そして、東京ノーヴイ・レパートリーシアターで使ってる曲もまたいい。
『曾根崎心中』
『銀河鉄道の夜』
『銀河鉄道の夜』で歌う聖歌260番「主よみもとに」
タイタニック号沈没までバンドによって演奏され、多くの乗客もこの賛美歌を歌いながら船と運命を共にしたそうです。
銀河鉄道の夜で、この曲を歌う意味。
もし、『曾根崎心中』『銀河鉄道の夜』、まだ観ていなければ、ぜひ観に来て下さい。
今週の、土・日です。
私に連絡くだされば、割引料金でご案内いたしますよ~。
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日本人の心の晩御飯~すきとほったたべもの」を召し上がれ~
「曾根崎心中」 & 「銀河鉄道の夜」
【日時】2009年1月31日(土)18:00開演 「曾根崎心中」作:近松門左衛門
2月 1日(日)18:00開演 「銀河鉄道の夜」作:宮沢賢治

【会場】 シアターX(カイ) (両国駅)http://www.theaterx.jp/access.html
【演出 】レオニード・アニシモフ
【料金】前売:4000円 / 当日:4300円 / 学生:2500円
親子券:2500円 (大人1人・子供1人)
子供は、小・中学生に限ります。
※未就学のお子様はご入場頂けません。
☆ 両日ともに、終演後アフタートーク有。
・1/31(土) 武井協三氏(歌舞伎・人形浄瑠璃研究家)
・2/1(日) 鎌田東二氏(宗教哲学・神道ソングライター)
~~近松門左衛門 と 宮沢賢治~~~
二人の残した作品は、日本の風土からうまれた独自の習慣や私達が今、忘れつつある相手を思いやる優しさにみちています。
天才的な作品は、 心の栄養。
賢治はそれを「すきとほった、たべもの」といいました。
日本が世界に誇る、純粋で美しい作品をぜひご家族と一緒にご賞味下さい。
そして感じた事を、晩御飯の時にお話頂ければ幸いです。
『曾根崎心中』
~恋の手本となりにけり~
初花のように美しい遊女お初と、誠実を絵に描いたような男徳兵衛。徳兵衛は、親友の裏切りにあい、抜き差しならぬ状況に陥る。お初は徳兵衛の手をひいて屋敷を抜け出す。二人が目指すのは露天神の森、そしてその先の世界。
『銀河鉄道の夜』
~本当の幸いはいったいなんだろう~
ケンタウロス祭の晩、一人で丘に登ったジョバンニは気付くとカムパネルラと銀河鉄道に乗っていた。「僕たち、どこまでも一緒にいこうね」。汽車に乗ってくる色々な人達と出会いながら、二人は、ほんとうのさいわいを探しに行こうと誓いあうのだが。
テーマ : こんなの観ました! - ジャンル : 日記
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