ずーっと、面白いよと言われてた「桟敷童子」ついに初体験!

作・演出の東くんとは、ずーっと昔に一回だけ仕事をした事がある。
本人は、忘れてるだろーけど。
受付ではメイクした役者さん達が、客入れやらチケットもぎりやらやってて、なんか懐かしい。
某、唐組を思い出す(笑)
以下、ネタバレ有り。
劇場に入ると、山のなかのようなセットがすごくて、それだけでワクワクする。
笹と彼岸花咲き乱れる舞台。
どんだけ仕込みに時間かかったんだ~~??
入場してから、開演までにすごく時間がかかるが、それもまあ、仕方ないかあと思わされた。
ちょっと、かかりすぎでもあるが。
で、作品はというと…
まあ、よくできてるんだ、これが~。
和製ハムレット。
「俺は、ただ卑怯者になりたくないんだ~」って雑魚部が悩むんだけど、お芝居という事も忘れて、一緒にどうやったら助かるか考えてしまった。
ほんと、どうしたらいいんだろうね、そんな時。
もちろん、そこはお芝居だから、雑魚部が死んじゃうんだけど、それはずるいよなあと思った。
人生は、もっと長く続いて、もっと悩んで答えがでないもんじゃあないか。
だったら、雑魚部の人生ももっと続いた方が私には面白かったかも。
台風の小僧さんが、やってくると彼岸花の下が海になるそうだ。
ふふん、どうせ、床が割れて、水がでるんでしょ~。
なんてたかくくってた私の予想を裏切って、舞台が三つに割れて、揺れた。
どひゃ~。
それだけで、すごいよ

お芝居っていいなあと思わされる。
そのあと、また風が吹いて、彼岸花が降り注ぐっていう大クライマックスがあるのだけど、それはいらないかなあと思った。
そこまでやられると、ちょっと恥ずかしいんだよね、大人は。
しかし、いまどき、こんなアングラな芝居を続けているとは…
そして、こんなにいまどきの若者がやっているとは…
その事にとても驚いて感動いたしました。
お客さんも皆泣いてたしね。
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