本日は、東京ノーヴイ・レパートリーシアター「どん底で」の稽古。
ここのところ、新しいキャストが続々増えてて、毎回新鮮な楽しい稽古です。
私としても、「どん底で」のクワシニャーは、まだ本番の舞台に立ったのは、2、3回しかなく。。
これから、成長させていく役でもある訳です。
今週は、高校の貸切公演があり、高校生に「どん底で」を見せる。
今時の、高校生が、あの芝居を観て、どんな感想を持つんだろうね。。
この間の月曜日には、シアター×でシンポジウムもありました。
タイトルは「チェーホフの鍵」

来年は、アントン・チェーホフの生誕150周年らしいです。
チェーホフ祭と銘うって、チェーホフの作品をどどどーんとやろうという企画があり、そのためのプレ・シンポジウムでした。
田口ランディさんが、言っていた、
「チェーホフ作品の登場人物は、絶望している。
それも、空想に絶望している。」
というのが面白かった。
現実の世界に生きてる人間は、絶望なんかしない。
現実の世界に生きれなくて、その周辺で空想してる人間が絶望して、死んでしまうのだと。。
(言葉は、正確ではありませんが。。)
確かに。
生活してる人間と言うのは、シンプルなんだよね。
アニシモフは言っていた。
「チェーホフの鍵は、単純さ」だと。
わかる気がした。
あれ?
「どん底で」の話からちょっとそれたけど(笑)
あ、一つ思った事。
演劇の力を信じてない人には、演劇をやって欲しくないと思いました。
なんでかしらないけど、役者は、音楽家を羨み、作家は、俳優を羨み、画家は、作家を羨んでるみたいだけど(笑)
自分の仕事を信じてる人間だけが、その仕事の神様に愛されるのではないかと、最近思います。
チェーホフの作品には、信仰ということがでてくるけど、まさに信仰するということです。
日本では、信仰とか、神様を信じてるとか、なんだかちょっと言葉にしてはいけないような雰囲気があるんだけど、それって、宗教って事なんだろうけど、信仰と宗教は違うような気がする。
自分の宗教を信じるって事ではなく、もっと大きなものを信じる力。
うーん、うまく言えないけど。
まあ、そんなことをつらつら考えてるのでした(笑)
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すごく、素敵なコメントありがとう。
最近、ちょっと忘れてたかも。。
稽古場を愛したり、衣装を愛したり、仲間に敬意を持つこと。
改めて、もう一度、私の神様を大切に信じようと思いました。
ここんとこ、色々思うところあり。。。
今度、またゆっくり話しさせて下さい