怖い映画を夜中に観ていいのかよ~~?
と思いつつ、私のあいてるスケジュールは夜中しかな~い(笑)
という訳で、「パラノーマル・アクティビティ」を観てきました。
※以下、ネタバレあります。
未見の方は、ご自身の判断でご覧下さい!いや~~~、結論から言うと。。
「怖かった~~~~~~~」めっちゃよくできてる映画なんです

人間の心理をうまくとらえてるというか、女性の心をよくわかっているというか。
ホラー映画によくでてくるような、つくりもののお化けは一個もでてこない。
あるのは、出てきそーな予感だけ。
でも、一番怖いのは、予感なんだよね。
チェーホフは、初めて作品に「予感」を登場させて作家だといわれていますが。。。
ひたすら、何かが出てきそうとか、何かが起こりそうとか。
ミカという彼氏がひたすらビデオカメラを持って撮影しているという設定。
彼女(ケイティ)が「カメラを5分でいいからとめて」と言っても絶対にとめないとか、行かないでと言ってるのに、一人で音のした場所を観に言っちゃうとか、まじめに聞いてといってもちゃかすとか、本当に怖がっているのに理解してくれないとか。。
女性なら誰しも、経験のある
「いらっとする」
状況が、うま~~~く積み重ねられていく。
最初は、ふ~~~んなんて、客観的に観てるだけなのに、なぜかどんどんケイティに感情移入していき、ミカに対してイライラがつのる。(男子がこの映画観るとどう思うんだろ?)
それと同時に、毎夜、寝静まったときに起こる、超常現象。
寝れない、気持ちが休まらない、つねに不安。
そんな気持ちにも同調していき。。。
おまけに、映画館の広さが微妙に丁度よく(最初は、あんだよ、ちっちゃいスクリーンだなあとぶーたれていたのだが)、緊迫感が映画館中に充満して、本当に、
「怖かった」また、隣の男子が始まる前から
「いやだな~」って言ってるだけあって、どーんとか音が鳴るたびに
「きゃ!!」って言うから、またそれが怖さ倍増(笑)
もう、やめて~!!
一緒に行った優子は、通路側の席だったので、通る人が肩にふれるたびどき!!っとしたそーです。
またこれが、なんでか皆しょっちゅうトイレにいくんだ。
そのたび、どきっ!として「ちょっと座っててよ!」とヒステリックになりそうになる(笑)
じゃあ、何が起きるの?とかそれってどんな意味?とか頭で考えたら、つっこみどころ満載の映画なんだけど、
博士が来て、
「私はお払いできない」って言って帰るとか、だったら何で来たんだよ?みたいな(笑)
寝る場所、せめて変わってやれよとか(笑)
でも、単純な事。
たとえば、ケイティが夜中にすっくとたって、ベッド脇に立ってるんだけど、画面に映ってるテープカウンターの時刻表示がえんえん回って、何時間も立ってたんだと思わせるとか。
ようするに、理論でみるよりも、想像力で見る映画なんだな。
狭い映画館の中、皆同じものを集中して観てるから、お互い同調してきて、同じところで、きゃ~っとなったり、うわ~って言ったり、それも面白かった。
映画館ならではの楽しみだな。
「うわっ」なった後に、なんでか笑っちゃったりね。
一番いいところで、トイレに行った人がいて、皆、緊張しながら耳をすませて(この映画のポイントは物音だから)スクリーンに集中してる中、こてっと転ぶ音がした。
もう、みんな、緊張してるから、笑う笑う。
涙がでるくらい笑ってしまった。
そして、その後、最大の恐怖!!
いやあ、いつの間にか、映画って事忘れてたからね。
(役者がうまいって事だよな~~)
最初と最後の「サンディエゴ警察が…」みたいなテロップもいい効果だったし。
最後の最後まで、映画が終わった後も、「予感」は続いてて、怖かったね~。
来るか?来るか?来るのか?みたいな(笑)
まるで、ディズニーランドのジェットコースターのような面白さでした。
超怖いけど、すっきりして、後は笑える~みたいな

あ~~~、久々楽しかった~。
想像力をかきたてて、楽しんでみて下さい。
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テーマ : こんなの観ました! - ジャンル : 日記
ユージュアルサスペクツを見たときも思った!
今の、楽しみ、もう一回、味わいたい~~って(笑)