久々に、めちゃめちゃ面白い漫画にでくわした。

『羣青』(ぐんじょう)中村 珍 (著)
旦那を殺してくれと頼んだ人妻と、それを請け負ったレズの逃避行。
書いてしまえば、それだけの話。
なんだが。。。
半身浴しながら読んでたら、だーだー泣いてしまった。
しかも、鼻水もよだれも、全部だらだら流れでるような…そんな泣き方。
めちゃめちゃ熱くて、情熱的で、なんだけど、心の中がどっかガサッと乾いてる。
ああ、人間ってそんなもんだよなって思う。
手に入れられるものなんて、本当はそんなにないのだ。
手にいれたつもりでも、手に入ってなくて、どうしても手に入れたくても、本当はそんなにいらないのかもしれない。
「世界の中心で…」
とか
「今、会いに…」
とか、恋愛小説は色々あるみたいだけど、どーも恋愛小説というものが信用ならない。
へ~と、どっか冷めた気持ちで思う。
そんな私だけど、これはぐぐぐと心をつかまれた。
やられたと思う

女同士の恋愛だからだろうか??
森鴎外の「雁」を読んだ時も思ったけど、恋愛してる女ってどっかいじわるだな。
身も心も相手にずっぽりのくせに、どっかで冷静に観察してて計算してる。
こんな私も女のはしくれであるので、こういう感情を読むとにやりとしてしまう。
ちょっとすがすがしく感じたりして(笑)
恋愛にハッピーエンドなんてものは、はたしてあるのかしらね。
中村 珍 という作者がどんな人なのか、ネットで検索してみたらなかなか面白い人のような気がした。
漫画家という商売も大変だなあ。
サラリーマンが、会社へ行く電車賃の為にバイトをするだろうかとブログに書いてあって、確かに(笑)と思う。
そーいう意味でいうと、私なんて、役者でいるために役者をやっている人間だからなあ。
本当に、金にならない。
なんでだ?
商業演劇にしたところで、自分の出てる舞台のギャラで自分の舞台が観れないような金額なんだからね、びっくりするよね。
おっと、話がそれた。
羣青 。
すごい。
早く続きがみたい。
私は、単行本派なので、次が出るまでひたすら待つのだ。
待つのもなかなかいいよね(笑)
ちょっと、デッサンの狂った絵も、またいい。
早く、次が出ないかな~。
そしてまた風呂の中でぐしゃぐしゃないて、次の日のバイトに目を腫らして行きたい(笑)
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テーマ : こんなの読みました! - ジャンル : 日記
本谷有希子も個人的には
「もう・・・椅子から立てない」って作品と
「ああー やっちゃったか」って作品に分かれるかも。
まずは
「腑抜けども悲しみの愛を見せろ」のDVDを是非
(サトエリの映画じゃなくて、青山円形の舞台)