いよいよ、明日で東京ノーヴイ・レパートリーシアターの「かもめ」最後の公演です。
チェーホフ生誕150年という記念すべき年に、しかも最後の公演に舞台に立たせて頂ける幸運にうるうるしてしまう。。
本当に、ありがとうございますって気持ちでいっぱいです。
思えば、この作品と出会っていなければ、今こうやってノーヴイで芝居をやっていることはなかったでしょう。
それだけでなく、今のような考え方を持つこともなかったかも。
その頃の私は、ただただ仕事が欲しい→その為には芝居がうまくなりたい
そんな思いだけでいっぱいでした。
誰のために芝居してるかっていうと、多分演出家とか監督とか、あるいはプロデューサー?
つまり、気にいられるかどうかって事が重要事項だった気がします。
それが、ただうまくなりたいの~って気持ちからワークショップへ行き、柚木さんという方と出会い、感情を使って芝居をする事、ありのままの自分の感情を使うことを知り、それからレオニード・アニシモフという方に出会い、それで東京ノーヴイ・レパートリーシアターを知ります。
たまたま何の気なしに行き見学させてもらった「かもめ」の稽古。
それがなければ、本当に今、芝居をやってたのかどうかもわかりません。
「やりたい?」と隣に来て聞かれたアニシモフの一言に「やりたい!」と答え、その後どんなことがおきるかなんて想像もしなかった。
あの時の私に言ってやりたい。
「グッド・ジョブ!」
演技の事もだけど、劇団の仕事も大変でへこむことも、本当に何もかも嫌になることも、つかれて死にそうになる事もいっぱいあるのだけど、今思うことは、本当に何もかも良かったということです。
色んな事をやらざるを得ないから、必然的に色んなキャリアがあがってるし(笑)
普通に生活していたら手に入らなかったような事をいっぱいもらいました。
本当に、本当にありがとう。
「何のために芝居をするのか」
つまり
「何のために生きているのか」
そんな事を一生懸命考えました。
こんな歳になってようやくちょっとだけ答えがわかったような気がしています。
やっぱり私にとって芝居は大事なものだったし、芝居でしかやれない人生の課題がありました。
なんて、まだまだおこがましくてでっかい声ではいえないのですけど。
「かもめ」のニーナではないけど、私も自分の信念と責任がわかっています。
あとは、ひたすら自分の十字架の重みに耐え、人生を歩んでいくしかないのだと知っています。
明日、「かもめ」が終わり、ちょうど同じ日に41歳の誕生日を迎えます。
また、新たな第1歩が始まります。
これからも、どうかよろしくお願い致します。
皆様にも、すばらしい未来が開けますように。
その為に私の力が少しでもお役に立つことがありますように。
すべてに感謝。
ありがとう。
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ありがとう~~。
暑いから、ちょっと心配。。
涼しくしてきて~。