今、
東京ノーヴイ・レパートリーシアターは稽古の時期です。
それも、全体稽古でなくて、個人稽古。
それぞれが、それぞれの時間に出かけて行って、稽古する。
10年選手は、アニシモフとのマンツーマン。
私は、まだまだ若輩者なので、シーンの稽古です。
という訳で、本日の稽古。
「ハムレット」のワンシーンを稽古した。
稽古場に入ると、ちょうど前の人が終わったところで、今日は個人稽古って事でちょっと緊張気味だったのだけど、前の雰囲気が良くてほっとした。
稽古場がぴりぴりしてるって嫌だよね~

「ハムレットやるの?」
ってアニシモフがいうから、「うん」って答えたら、「アイムハッピー」だそーだ。
そういって頂いて、光栄です(笑)
さて、稽古。
まずはシーンを具体的に細かく見ていきましょう~と相成った。
上演してはいるものの、まだまだわからないところがいっぱいで、全体稽古だとゆっくり自分のところだけやってもらう事もなかなかないので、こういう稽古は本当に嬉しい。
役者対演出家でなくて、私対アニシモフという状況で色々話あえるので良い。
具体的ヒントをいっぱいもらう。
アニシモフが提案された状況を色々はなしてくれる。
もちろんそれは、ただ戯曲に書いてあることでなく、演出家が持っていきたい方向としての提案された状況だ。
それに似た具体的な事を思い出す。
これは私の仕事。
その間に、アニシモフはハムレット役の役者と分析を始める。
ガートルードとしてでなく、有利花としての解決方法を探す。
その具体的行動。
人間と人間のコミュニケーション。
「似たような状況で思い出すことがあって、まさに今、それと同じことが起きてるんだけど、私はその人の事をなんとかしてあげたいと思ってるけど、全然どうやったらいいかわからなくて、実際の生活でも何もできなくて、だから具体的な行動が思い出せない」とアニシモフに言う。
「それが、ガートルードです。今、ガートルードと同じ状況であなたは話している」
とアニシモフに言われる。
「自由になっている」
すごいな。
これが舞台の上で、実際に考えて行動するということなんだよな。
ああ、少しわかったと思う。
すごいな、昨日悩んだ人間関係を今日はもう舞台に使うことができるんだな。
無駄な経験ってないんだな。
ああ、なるほどと思う。
私がやる役は、子供がいる母親でも、子供を愛していないことが多くて、(もちろん自分は愛してるつもり)なんでだろうと思っているんだが。。。
前世だかなんかで、私そうやって生きてたんじゃないだろうか。
それを今回解消しなきゃいけないんじゃないのか。
今まで見てもらった占い師の中で、何人かに
「あなたはもう生まれ変わらない」と言われたことがある。
あまりにも何人にも言われるから、嫌だな。。。と思ってたんだけど。
なんだか、こういう事なのかもしれないなあと帰り道思った。
現世で体験した葛藤や、カルマは、来世に持ち越して解消するもんだそーだけど、私は今世でぜーんぶ解消してしまえるんじゃないだろうか。
演劇と言う場を使って。
だとしたら、もう来世生まれてくる必要ないよな。
ぜーんぶわかっちゃったもんな。。。。。。
ああ、そっかあ。。。。。。
月が冴え冴えと美しい。
今夜は満月です。
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