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arika

Author:arika
妻鹿有利花 (めが ありか)

日々、派遣社員として働いたり、演出家にどなられたり、、レパートリーの稽古したり、オーディションに受かったり、二日酔いになったり、芝居がうまくいったり、ダイエットに失敗したり、動物の森にはまったり、ワークショップに通ったり、フラダンス踊ったり、している女優です。

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㈱出海企画
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飴屋法水さんには、ずーっとあこがれてたけど実は一度も舞台を観た事がない。

一回だけ、HIV患者の血液を展示しているという美術展に行った事がある。

飴屋さんを知ってる人から、飴屋さんの話を聞くたびどんな人なんだろ~と一度会ってみたいと思っていた。
とにかく美少年だったと劇団の先輩が言ってたし(笑)

さて、「わたしのすがた」

P1020326.jpg

以下、ネタバレありますので、これからの人は読まないでね。
絶対、読まないほうがいいですよ~~~


にしすがも創造舎って、面白い事やるよね~。
あそこの稽古場(?)劇場(?)は、好きなんだよね。

P1020327.jpg

「4.48サイコシス」を一番最初観たのもあそこだったなあ。
そして、あそこに行くと、いつも稽古の前にサッカーやってた勝村君を思い出すし(笑)

さて、「わたしのすがた」

怖いと聞いてたので、昼間を選んで行ってみた。

一人ずつ、地図を渡されて出発する。

地図の読めない私は、のっけから違うほうに歩いて行ってしまって、あれ?あれ?となる。
不安だあ~~~~。

地図を持った観客は、四箇所の「不動産」を訪れるのだ。

なんなんだろう。。
言葉で言えないもの。。
説明のできない感覚。

観てるときは、面白い面白いと思ってたけど、今、考えれば考えるほど怖くなる。

まずは一軒目の家。(実際には二件目になるのだけど)
人はいない、あばら家。
人はいないのに、人の気配の濃厚なあばら家。
誰かが住んでてそしていないってこんなに怖いのか。
ほんとに、昼間で良かったと思う。

家の中に入ると、他の観客がいてほっとする。
皆、無言。
たんすや、引き出しを開けてみてる人がいるのでまねしてみた。
線香とか、裁縫道具とか、住んでた人を感じさせるものが入っている。…こわい…

庭にあいた穴。

私は、脱出ゲームが好きなんだけど、そんな感覚、楽しい気持ちで一軒目を見終えた。
そこで、次の地図をもらって出発する。
また次の地図の見方がわからず、うろうろしてしまった。。。

二件の目の家は、なんと教会。
ここには、ひとりっきりで入る部屋がある。
懺悔の部屋???
これが二部屋ある。
一つはそんなに混んでなかったのですんなり入れたんだけど、もう一部屋がぜんぜんあかない。
廊下においてある椅子でずーっと待ってようやく入れた。

人間って、皆何かしら懺悔を抱えてるんだろうか??

壁やカーテンやらに懺悔が書きなぐってある。
面白い~。

そしてまたここんちは、でっかい蜂の巣があるのだ。
そーいえば、一軒目の家の軒下(?)にも蜂の巣あったよね。
蜂の巣は、集団生活の象徴なんだろうか。
そして、その蜂が全部死んでるのは、みんな死んだって事なのかなあ。
蜂の巣の下には、でっかい穴が掘ってあった。

ここんちで一番こわかったのは、ここんちスリッパを履いて入るんだけど、人がいないのにスリッパがいっぱい脱ぎ捨ててある部屋。
こわい…
人の気配が一番こわいんだって思った。
たくさんの人がいたのに、いなくなったんだって思う事が恐怖だ。

そして全部見てやろうと思って、ずっと待って懺悔部屋に入ったのに、見てない部屋がどうもあるらしいと言うことに、他の人の話を聞いて気付いた。
悔しい…
そんな思いもありつつ(笑)

その次の家は、もうひたすら歩く。
天気がよくて、しかも暖かくてよかった~~~~。

そしてそこは、病院。
こわ~~~~~。

昼間なのに、ライトを渡される。

今度は、穴じゃないんだ。
土が盛り上げてあって、それが小窓からそれが見えている。
あれは何だ。

私は、ライトを照らしながら探索中に、チラッと見えたプレートが「霊安室」と見えてびびりまくって逃げた(笑)
後から、他の観客がいるのをいいことにもう一度探検したら違ったんだけど。

ほんとにこわい。
そして何がこわいってここには、もっと濃厚に人の気配があることだ。

一部屋、写真撮影禁止、一人で入ってくださいの部屋がある。
こわ~と思いながらも、入ってみると明るいから救われてよかった、むしろきれいと思ってたらピシっていう音響がなって、チキンの私はまた飛び上がった。

ここんちは、本当にニオイが怖い。
花の香、線香の香、土の香。
記憶はニオイと結びつく。
ニオイが思い出されると、強烈にあの部屋部屋のディテールが思い出される。

人は、ある日気付いて、苦悩して苦悩して、働いて働いて、最後にようやく許されて、自分の家に帰っていく。
死んでようやくお帰りなさい…ってことなんだろうかとこの家を見て思った。
本との意図は知らないけど。

物語りも登場人物もいないけど、どうしてもストーリーを考えてしまう。
観客はストーリーを求めてるものなのか、答えを欲しいのか。

最後の病院の屋上にいすがおいてあって、天気もいいし、本当に美しくて天国みたいだったんだよな。

夜見たらまた雰囲気違うんだろうけど。

それで、思ったんだけど、あれ家ぬれてるよね??
言われて気付いたけど。
落ち葉がぐっしょり濡れてて嫌だな~と不快になったけど、雨…降ってなかったですよね??

やばい、また行きたくなってきた。

このざらざら感は癖になります。

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