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arika

Author:arika
妻鹿有利花 (めが ありか)

日々、派遣社員として働いたり、演出家にどなられたり、、レパートリーの稽古したり、オーディションに受かったり、二日酔いになったり、芝居がうまくいったり、ダイエットに失敗したり、動物の森にはまったり、ワークショップに通ったり、フラダンス踊ったり、している女優です。

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観てきましたよ、ミシマダブル。

「サド侯爵夫人」

いやあ、新年早々観劇失敗してるからね、1万円越えちけっとは勇気がいるのよね~。
ドキドキ…

なんて思っておりましたが、いやあ、お嬢さん!奥さん!旦那さん!これ、観て損ないですよ

あの長台詞を覚えるだけでもすごいのに、それを二本も日替わり上演してしまうっていうんだから。
まあ、東京ノーヴイ・レパートリーシアターも一日で違う作品を二本上演したりするけど、蜷川さんちがすごいのは、その稽古をたった1ヶ月くらいでやっちゃうとこです。

私がお稽古場にお邪魔したのは、まだまだ初日も間があるって時だったけど、その時にはすでに出来上がってるお方もいらっしゃいました!
すごい!
あれから、どんな風に変わったのか…。
それも楽しみに行ってきました。

折りしも(悪しも?)雪。
ひえ~~~~、出かけたくない…

雪の影響で開演遅れたりするんじゃないかしら?
なんて予想に反し、客席はびっしり満員。
立ち見もかなり出てました。

これ、上演時間が

「サド侯爵夫人」
  1幕 1時間2分
  ( 休憩 15分 )
  2幕 1時間2分
  ( 休憩 10分 )
  3幕   55分
  ---------
  合計 3時間24分


休憩が二回も入るという長丁場。
立ち見、ご苦労様です

以下、ネタバレあります。
未見の方は、ご自身の判断でお願いしますね(って、別に断ることでもないだろうか?)


のっけ、いつものお約束(笑)、奥の鉄扉が開きます。
寒いよ~~~~。

奥から歩いてくるのかな?いや、稽古ではそんな事なかったな…なんて思ってたら、馬鹿でかい鏡を黒子を来たスタッフが運んでくる。
サイドの黒幕がするするっと引かれると、いつの間にか鏡張りの豪華な部屋になっているという寸法。
豪華な丁度品が運ばれ、花が運ばれ。
いつもの蜷川さんの自慢のスタッフワーク

で、ここで始まるのかと思いきや!
豪奢な赤い幕が(オペラの緞帳のような)するするっと下りてきて、さっと閉まってしまった。
お~~~~。
そして、それがさっとあき、「チョーン」とつけがなると…

木場さんの台詞が始まるのでした!

もう、ここまでで1万円でも安い!!と叫んでしまいましたよ(笑)
蜷川さんは、最初の5分が勝負とつねに言い続けてるけど、ほんとよね。。

稽古場で皆の女装姿を見たときは(既に本番の衣装ができていた!)、あら?意外と普通。変じゃないわ~。むしろかっこいい!
と思っていたのだけど…
本番のかつらがのっかると…

ぷぷぷ。
面白い~~~。

ま、でもそれも最初だけの事、芝居が始まるともう皆女にしか見えなくなってしまうのだけどね。
それだけミシマさんの言葉の力の方が大きいって事で。

隣に、大石さんファミリーがいたけど、お子ちゃまはそんな父上を見てどう思われてるんでしょう??

しかし、三島さんの戯曲は難しい。。。

稽古場で見たときは、『意味わからん』となっていたが…

いやあ、皆さんすごい、さすがです。

明確!!

特に、平幹二郎さんはすごい。
考えが明確で、わかりやすい
貫通行動があるのよね。
だから、どういう人かがよくわかる。
年をとってからの三幕が秀逸で、ずるさや、あわれさやら、年をとるっていう悲しさや、孤独さが手にとるようにわかった。
なんか、自分の親が年をとった時に感じるような衝撃を平さんから感じました。
親も、母親の方(笑)

三島っていうと堅苦しい形式的な印象があったんだけど、コミカルな部分はよりコミカルで、人間的な部分はどこまでも泥臭く、ああ、おもしろいなって心から思いました。

「わが友ヒットラー」も見たくなった~~~!!
これは、両方見て一本なんだろうな、きっと。

木場さんは、「台詞間違った!」(書いちゃったよ、木場さん!)とおっしゃっていたけど、私にしてみればそれくらいの方が人間的で良いです(笑)
あれだけの作品を、平気でやられたら私たちいつおいつくの??

平さんなんて、年齢いくつよ。
台詞が覚えられない、台詞が聞えない、台詞の意味がわからないって役者に、平さんの足の小指の垢でも煎じてのませてやりたい。
いや、私こそのみたいです。。はい。。

あれだけ難解な台詞を、意味を持って話せる役者がそろっていると、これだけわかりやすい話になるのだなという…。
やはり、東くんには、ちょっと荷が重かったのでは…と少々残念。
しかし、すごい頑張ってた!!(どっから目線だよw)
稽古場で、千本ノックをうけたそーで、あの結婚のきっかけになった作品のころとは雲泥の差です。
これから、色んなオファーくるだろうな。
しかし、最後の年をとって修道院に入ると決意してからが良かった。
ああいうストイックさは、良く似合う。

生田くんは、いいねえ、のびのびしてて、ほんとに最初のピンクの衣装の時なんてフランス人形みたい。
彼の本領は、ヒットラーの方なのかな?
そっち観てみたいですね~~。

とまあ、ほんと面白い作品に出あえて、良かった~~~~~~~と心から思いました。
演劇が嫌いになっちゃうかと思ったよ@時計仕掛けのオレンジ!

客席もね、ジャニーズファン的な人が多いのかと思ったら、大人な演劇好きみたいな人が多くて落ち着いてました。
あの後、ロビーでシャンパンなんぞ飲みながら今の芝居について知的な会話ができたりするといいんだけどね~。
それこそ、文化だわ。

現実は、終電近くなっちゃって、バタバタと急いでビール一杯のんで帰宅!なんですけどね。

ほんと、面白かった。
戯曲買ってきたから、読みます。
書いてある事をどうやって演じていたのか…その謎解きも一つの楽しみ♪

皆様、ありがとうございました。

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コメント

>yumiさま

ありがとうございます~~。
私も、実家は地方人なのでその気持ちよくわかります。
東京行ったら、いっぱい観るぞ!って思ってたけど、実際東京に住んでもなかなか観れないんですよね。。。

感想…
書きたい事しか書いてないので、たまに気まずい事もあります(笑)

有利花さんの感想を読むと、いつも「観に行きた~いv-237」ってそそられるんですが、悲しいかな地方ではその機会も少なく・・・
だから、いつも有利花さんの観劇コメントを楽しみにしています。

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