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arika

Author:arika
妻鹿有利花 (めが ありか)

日々、派遣社員として働いたり、演出家にどなられたり、、レパートリーの稽古したり、オーディションに受かったり、二日酔いになったり、芝居がうまくいったり、ダイエットに失敗したり、動物の森にはまったり、ワークショップに通ったり、フラダンス踊ったり、している女優です。

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よしもと ばなな の 「もしもし下北沢」を読んだら、「探偵物語」が観たくなった。

TSUTAYAで借りて来た。

「探偵物語」

薬師丸ひろ子と松田優作。

tantei.jpg

私は、当時、原田知世派だったので「時をかける少女」は観てたけど薬師丸ひろ子の映画は、「Wの悲劇」くらいしか見てなかった。
松田優作については、ブラックレインや、太陽にほえろくらい。
なんとなく、松田優作は好きじゃないなあと思っていたけど、その理由は実は松田優作好きが色々と語るせいかもしれない(笑)

で、「探偵物語」ですが。

いやあ、面白いんだこれが!!

NTTは電電公社だし、ラブホテルのベッドは回転するし、古いなあと思うけど、映画としてのクオリティは全然古くない!!
話は、どーでもいい単純な映画なんだけど、飽きないんだよなあ。

引きの絵が多いのも気に入った。
最近の流行なのかわからないけど、アップが多い映画は好きじゃない。
引きで見せてくれて、その中で好きなところを観るよ観客は!ってスタンスがかっこいいじゃないか。
顔で芝居する役者が多いのは、アップが好きな監督の影響かもしれないね。

薬師丸ひろ子も、透明感があっていいんだよなあ。
どうやってあんな繊細な感情を引き出したんだろう。

よくものまねで見てたシーンって、これだったんだあ!!って思ったけど、あれはインパクトあるよね。
素晴らしい。

最後に、なんだかちゃんと別れていくところも、リアルでいいじゃないですか。
あの松田優作が、キスをする時に、薬師丸ひろ子の腕をぎゅーっとにぎるところがいいよね~~~~。
すごく色々なことを考えさせられる。

松田優作って、いい役者なんだなあ。
(今さらでしょうが…)

繊細に、時間経過をきちんと追っていて、大事に作られた映画だなあと思った。
映画の誠実さを感じたよ。

今みても二人の演技が古くない。
他に出ているにぎやかしみたいな俳優さん達は、ちょっとやりすぎじゃあ!?って感じで、それはそれで面白かったし、面白がってつくってるのがよくわかる。

ご飯でも食べながら…ってだらだら観てたのに、いつの間にか、ちゃんとすわりなおして勉強させて頂きました。

いやあ、あなどれない!
面白かったなあ。

もっとこの時代の映画みたくなった。

ちゃんと日本映画のあった時代。
映画に良心があった時代っていうのかな。

丁寧な芝居と作品に出会えるとすがすがしい気持ちになります。
背筋がしゃんとするね。

いつまでもいいものは残していきたいものです。

↓ぜひ、「探偵物語」みてね。いつも押してくれてありがとう。↓


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